2019 Fiscal Year Annual Research Report
Quantitative study on student assistant utilization in community-based education
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17K01089
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| Research Institution | Prefectural University of Kumamoto |
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Principal Investigator |
津曲 隆 熊本県立大学, 総合管理学部, 教授 (90163881)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中里 陽子 鹿児島大学, 総合科学域総合教育学系, 講師 (60644820)
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| Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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| Keywords | 学生アシスタント / 地域密着型教育 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
これまでの研究で、学生アシスタントは地域密着型教育の受講学生個々への支援や情報支援において重要な役割を演じていることを明らかにしている。受講学生がグループで学びを深めていくには、受講学生同士の関係性が重要である。この点に関し、学びの基礎としての受講生間の関係づくりを促すチーム活動支援にも学生アシスタントは重要な役割を担っていることを明らかにしている。さらに、受講学生に主体的な学習を促すための方法を探る実験的な取り組みを行い、その結果、学生アシスタント自身が主体的であることが重要であるとの示唆も得ることができた。以上から、受講学生への教育効果を高めるのに学生アシスタントは、教員以上に重要な役割を担っていることを明らかにできた。
３年目は、地域密着型教育において重要な学生アシスタントの中でも特に優れた教育効果をもたらすアシスタントとはどういった特徴を持つのかを明らかにする研究に取り組んだ。地域密着型教育を受講し、地域課題解決案の発表において教員評価で表彰された受講学生とそうでなかった受講学生グループがある。前者を支援した学生アシスタント（SA-a）と後者を支援した学生アシスタント(SA-b)は何が異なっていたのかを比較分析した。その結果、明らかになったことは、SA-aは受講学生に学習支援や内省支援を行っているということであった。そうした支援を受けた受講学生は表彰に至る高いパフォーマンスを達成していたのである。
最終年度である３年目は、これまでの一連の定量研究結果と上記成果を踏まえ、学生アシスタント活用に向けた考察を総合的に行い、総括論文としてまとめた。論文は2020年中に発表する予定である。
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