2019 Fiscal Year Annual Research Report
Program Development for Building Teachers Resilience of Teachers in Japan
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17K01127
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| Research Institution | Shimane University |
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Principal Investigator |
深見 俊崇 島根大学, 学術研究院教育学系, 准教授 (80510502)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小柳 和喜雄 奈良教育大学, 教職開発講座, 教授 (00225591)
木原 俊行 大阪教育大学, 連合教職実践研究科, 教授 (40231287)
島田 希 大阪市立大学, 大学院文学研究科, 准教授 (40506713)
廣瀬 真琴 鹿児島大学, 法文教育学域教育学系, 准教授 (70530913)
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| Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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| Keywords | レジリエンス / BRiTE / 教師教育 / 教職実践演習 / 現職研修 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究は，日本における教師のレジリエンスの形成に寄与するプログラムを開発・試行・評価することを目的とするものである。
2017年度には，日本の教師のレジリエンスに関する実態を把握するために，若手教師，中堅・ベテラン教師に対するインタビュー調査を実施した。また，オーストラリアで既に運用されているレジリエンス形成プログラムである"BRiTE"の開発者に対してオーストラリアでインタビュー調査を行い，"BRiTE"の開発プロセスやプログラムの重点を聞き取った。
2018年度には，まず5人のメンバーでBRiTEのそれぞれのモジュールを分担してレビューし，それぞれのポイントを抽出した。それを踏まえて，BRiTEの視点を学ぶことができる，180分で実施可能な教員志望学生向け／現職教員向けのレジリエンス形成プログラムを開発した。教員志望学生については教職に就くにあたって何に意識して行動するべきかの指針を，現職教員については現在の実践を問い直し，レジリエンス形成に向けて同僚と協働する手がかりを得ることができ，一定の成果を確認することができた。
2019年度には，2018年度の実践に加え，プログラム受講者の追跡調査と現職教員向けの発展プログラムを実施した。追跡調査からは，初任教師の着任当初には実践が難しいと感じつつも，意識して行動できていることが確認できた。また，現職教員向けの発展プログラムからは，初任教師より中堅・ベテラン教師の方がよりレジリエンスを意識した行動に取り組めていたこと，そしてプログラムを通じてBRiTEの視点に関する学習成果が得られたことが明らかとなった。
本研究成果を研究報告書にまとめ，冊子化を図るという点については，『教師のレジリエンスを高めるためのガイド（仮）』として北大路書房から出版予定である。
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Research Products
(7 results)
