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2018 Fiscal Year Research-status Report

Development of visualized model of university IR information

Research Project

Project/Area Number 17K01148
Research InstitutionKaetsu University

Principal Investigator

北垣 郁雄  嘉悦大学, 大学院・ビジネス創造研究科, 客員教授 (20016679)

Project Period (FY) 2017-04-01 – 2020-03-31
Keywords情報の可視化 / グローバル化 / 国際化
Outline of Annual Research Achievements

大学IR情報処理の一環として、研究活動状況を可視化する手法を開発した。国際化・グローバル化時代にかんがみ、これらの概念を区別するため、高等教育研究情報を調査し、概念の明確化を行った。その結果、同一の社会現象に対し、複数国の差別化に関心を持つ場合に、”国際化”を用い、また複数国の共通化に関心を持つ場合に、”グローバル化”を用いる傾向があることを明らかにした。その後、これら両者を縦軸と横軸にした二次元平面をグローナル平面として定義し、研究活動状況をその平面上に記載する手法を開発した。使用法に関する検証のため、2研究大学の理工学系の研究業績を素材とした。そこでは、数学、物理、化学、マテリアル等5領域に在籍する教員のうち、各3名を取り上げてその業績のグローナル化を調査した。国際化の指標としては、共同研究者の中に外国人が含まれているかで代用した。一方、グローバル化の指標としては、外国語で書かれた論文であるかで代用した。
大学自体が、グローバル化対応と国際化対応の双方に取り組むことが多いので、本研究で開発した「グローナル平面」は、大学の属性を示す一手法として利用することができる。例えば、海外からの留学生受け入れを促進するための授業の英語化の進展や、MOOCs等に参加学習するための英語学習等に力を入れることもある。これは、グローナル平面の有効性を裏付ける事例になり得る。
特に、既述の2研究大学の理工系の研究業績を利用した解析から、大学IR情報処理の手法としては、グローバル化は、(これが政策的に英語化論文が進められる現今にあるので)かなり進展していることが、情報の可視化によって読み取れること、また5領域によって、グローナル化の度合いがそれなりに相違するのが読み取れることが明らかになった。これらの検証結果から、本提案の可視化手法は、相応の成果が得られたと考えられる。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

1: Research has progressed more than it was originally planned.

Reason

当研究は、図式モデルとしてで構成する部分が多いが、数理モデルの部分もある。
いずれも、その構成はある程度でき上っており、それに従ってデータを求め、解析するという手法で、当該図式モデルの有効性を検証をすることができた。また、数理モデルは、ファジィ積分を用いているが、パラメータの設定に困難を伴い、ある程度は妥協せざるを得なかった面があることは否定できない。不完全部分もあるが、当初の目的はおおむね達成できたと考える。
当研究は、情報を図式化に一つのポイントがある。そこで、大学教育情報の図式化として、キャリア形成に資する図式化の検討を始めている。したがって、当初の計画以上に進展していると言うことができる。

Strategy for Future Research Activity

大学情報の可視化は、既述のように一応の成果を見ることができた。そこで、その成果を踏まえたうえで、大学教育情報の新た可視化を検討している。
現在、大学では、キャリア形成が重要な課題とされている。特に、グローバル化時代には、学生は卒業後国際的な活躍をすることが期待されており、それを視野に入れたキャリア形成のカリキュラム開発を行うことが必要である。その際、本研究テーマである大学情報の図式モデルと数理モデルを取り入れた表現様式「グローナル平面」を応用できるか否かの検討を推進する予定である。

Causes of Carryover

3年間の全体として、400万円弱であるから、概ね順調な使用額であると思われる。前年度には、コンピュータの費用が若干安めとなったことから、1年計画としては多少の残が生じることとなった。次年度には、実績報告や意見聴取等のため、かなりの部分を出張等に当てる予定である。

  • Research Products

    (3 results)

All 2019 2018

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results) Presentation (2 results) (of which Int'l Joint Research: 1 results)

  • [Journal Article] Analysis of the Ig-Nobel Prize2019

    • Author(s)
      Ikuo Kitagaki, Keizo Nagaoka, Atsushi Hikita
    • Journal Title

      International Journal of Humanities, Arts and Social Sciences

      Volume: 4 Pages: 160/167

    • DOI

      https://dx.doi.org/10.20469/ijhss.4.10001-4

    • Peer Reviewed
  • [Presentation] 樹木理論-植物モデルによる規範的人材育成論の構成2019

    • Author(s)
      北垣郁雄
    • Organizer
      日本教育工学会研究報告集
  • [Presentation] Analysis and Discussion of the Ig-nobel Prize2018

    • Author(s)
      Ikuo Kitagaki, Keizo Nagaoka and Atsushi Hikita
    • Organizer
      ICMPR
    • Int'l Joint Research

URL: 

Published: 2019-12-27  

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