2023 Fiscal Year Annual Research Report
Development of an educational program using tablets for learning how to care for Mild Cognitive Impairment
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17K01162
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Research Institution | Kansai University of Welfare Sciences |
Principal Investigator |
中俣 恵美 関西福祉科学大学, 保健医療学部, 教授 (60615839)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
出田 めぐみ 大和大学白鳳短期大学部, その他部局等, 教授(移行) (00615833)
岡本 加奈子 宝塚医療大学, 保健医療学部, 准教授 (20636237)
西井 正樹 大阪人間科学大学, 保健医療学部, 教授 (90615840)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 軽度認知症障害 / MCI / 早期介入 / 理解度 / 実態調査 |
Outline of Annual Research Achievements |
軽度認知症(MCI)患者への適切な対応に関する理解度調査を行った。先行研究より得たMCI患者の症状であるICFにおける記憶、情動、対人関係、会話、日課の遂行の 5 項目に対する介入・対応方法について、文献(論文27・書籍 6) より得られた適切とされる方法をもとに、介入・対応方法の知識に関する問い10問のアンケートを作成。回答は〇×、自己記入形式とした。 回答を得たのは180名。回答不備の6名を除き174名について解析を行った。 対応方法の知識では、「対人関係」や「日課の遂行」、「会話」の一部については高い正答率となったが、平均59.7%であった。経験者の対応では、失敗した際に指摘する傾向にあった。 正答率が59.7%と一般的に認知症に関して正しい対応ができていないことが推察される。特にMCIの段階においては家族や周囲の人の対応がポイントとなる為、正しい知識の啓蒙活動が認知症予防には重要となることが示唆された。
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