2021 Fiscal Year Annual Research Report
Development of interactive digital signage to support information dissemination and product development for traditional industries
Project/Area Number |
17K01165
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Research Institution | Kyushu Sangyo University |
Principal Investigator |
佐藤 慈 九州産業大学, 芸術学部, 教授 (90412460)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
青木 幹太 九州産業大学, 芸術学部, 教授 (70159276)
佐藤 佳代 九州産業大学, 芸術学部, 准教授 (70454907)
井上 友子 九州産業大学, 芸術学部, 教授 (90330787)
進藤 環 九州産業大学, 芸術学部, 准教授 (10755838)
星野 浩司 九州産業大学, 芸術学部, 教授 (60552205)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | デジタルサイネージ / インタラクション / プロジェクト型学習 / デザイン教育 / 伝統工芸品 / 地域活性化 / 産学連携プロジェクト / 商品開発 |
Outline of Annual Research Achievements |
令和3年度は、研究開始時から継続的に実施している産学連携プロジェクトを通じて、デザインを専攻する学生メンバーを中心として、大川家具、博多人形、博多曲物のデザイン開発が行われた。活動の成果は、「九産大プロデュース展2022」(福岡市、ソラリアプラザ、2022年2月24日~27日)において公開された。この展示会は、福岡のテレビ番組で取り上げられるなど市民の注目を集め、学生の専門性および若い感性と、職人の知識および技術を組み合わせることにより、伝統工芸品の新しい魅力を創造できる可能性があることを示唆した。また、地域産業と連携した実践的な教育プログラムが、人材育成の場として有効に機能することも確認できた。 双方向型デジタルサイネージの開発に関しては、福岡県中小企業団体中央会との連携により、博多人形、博多織、上野焼のプロモーション動画を制作し、令和3年度に開発した測距センサーを用いた音声による集客コンテンツ、および顔認識による年齢、性別推定システムとの組み合わせを試みた。プロモーション動画は、若年層をターゲットとし、博多人形をアニメキャラクターとした3DCGアニメーションによって制作された。コロナ禍ということもあり、タッチパネルを用いた情報提供および情報収集は見送ったが、測距センサー、およびカメラ、AIを活用することにより、本研究で目指した「集客」→「販売促進」→「情報収集」のフローを意識したデジタルサイネージを実現することができた。開発したデジタルサイネージは、先述の「九産大プロデュース展」において公開した。 本研究の総括として、「集客」→「販売促進」→「情報収集」のフローに基づいたデジタルサイネージ開発をモデル化するために、本研究で開発したデジタルサイネージを、通行人の注目とモチベーションの観点から分析および考察を行い、第68回日本デザイン学会春季研究発表大会において発表した。
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Research Products
(4 results)