2019 Fiscal Year Annual Research Report
A Study on Construction of Correspondence Training Curriculum for Formwork Skills Training Considering Skill Elements
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17K01170
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Research Institution | 独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構職業能力開発総合大学校(能力開発院、基盤整備センター) |
Principal Investigator |
舩木 裕之 独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構職業能力開発総合大学校(能力開発院、基盤整備センター), 能力開発院, 准教授 (20745228)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西澤 秀喜 独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構職業能力開発総合大学校(能力開発院、基盤整備センター), 能力開発院, 准教授 (40648987) [Withdrawn]
塚崎 英世 独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構職業能力開発総合大学校(能力開発院、基盤整備センター), 能力開発院, 准教授 (60648913)
吉田 競人 独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構職業能力開発総合大学校(能力開発院、基盤整備センター), 能力開発院, 准教授 (70648914) [Withdrawn]
新井 吾朗 独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構職業能力開発総合大学校(能力開発院、基盤整備センター), 能力開発院, 准教授 (80648907)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 型枠技能者 / 遠隔訓練 / 訓練教材 / AR / 技能要素 |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度は、前年度に取組んだ作業手順書や作業動画を基に、型枠門型フレームを作成するための遠隔訓練用のヘッドマウントディスプレイを用いた教材(以下、HMD教材と称す)を作成した。その後、HMD教材を用いて試行的訓練を実施した。試行的訓練は、型枠門型フレームを作成するために必要な基礎的技能(墨だしや釘打ちほか)と応用的な技能(RC柱建て方)の2種類で検証した。最後に、HMD教材の作業性・操作性と訓練教材の内容についてのアンケート調査を行った。 基礎的な技能に関する研究の被験者は、北海道職業能力開発大学校の学生4名(2年生)とした。応用的な技能の被験者は、北海道職業能力開発大学校 学生(2年生)2名と応募者が所属する職業能力開発総合大学校の学生(3年生)4名の計6名である。基礎的な技能では、教員による評価で、ほぼ全員が基礎的な技能を適切なレベルで習得できたことを確認した。RC柱型枠の建て方で検証した応用的な技能の試行的訓練では、初めての建て込み作業にもかかわらず、RC柱型枠を完成させることができた。このことからHMD教材に一定の効果があり、技能教育に有益であったと推測できる。また、教材の一部で作業内容が伝わりにくい点や施工精度が実務での許容値をわずかに満たさないなど問題も生じた。これらの課題は、HMD教材を使用して反復訓練することで克服できる内容であると考えている。 同時に行った被験者に対するアンケート調査では、リアルタイムに作業工程や作業内容が見えることや重要な箇所を繰り返し見ることができること並びに作業が簡潔に記載されているなどに高評価が得られた。
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Research Products
(3 results)