2017 Fiscal Year Research-status Report
Development of Ultrasonic Time-of-Flight Computed Tomography for a Hard Wood with Anisotropic Acoustic Property
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17K01191
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Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
柳田 裕隆 山形大学, 大学院理工学研究科, 准教授 (80323179)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 非破壊検査 / 超音波CT |
Outline of Annual Research Achievements |
当該年度の目的は以下の二点としていた。 ①木柱の外周部の音速が遅く、再構成されたCT像では外周部がリング状に異常部として表示されてしまう。 ②人工的に形成した異常部がCT像では実際の位置よりも外側に現れる。 ①については、有限要素法を用いた音波伝搬シミュレーションにおいて縦波よりも大きな振幅で伝播する表面を伝わる横波が原因であることが示唆された。像再生において、横波の情報を除去することができれば、改善されると考えられる。 ②についても横波の寄与が考えられる。またCTに利用するプロファイルデータを作成する際、縦波の伝播を直進とするものとしているが、実際の経路は曲がっていることも一つの原因と考えらえれる。 さらなる課題としての画像データに定量性を持たせる試みについては音速値をCT像に反映させることにより、被検体の弾性率を画像化できるように改善した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
実測よりもシミュレーションに比重があるため、初年度の研究はおおむね計画通りに進行していると言える。また、木中のCTにおける画像劣化の原因推定が目的となっており、改善できるかどうかを検討する二年目に比べて進行しやすいと考えられる。
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Strategy for Future Research Activity |
コンピュータシミュレーションによって、予測していたことがおおよそ裏付けられたため、それらの改善を行う像再生方法を考案する必要がある。原因となる事象を個別に取り除くことが出来るかどうかを検討しながら、適切な方法に改善をしていく。シミュレーションで検討し、改善できれば実測で確かめていく。
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Research Products
(2 results)