2018 Fiscal Year Research-status Report
地理教育用ブラウザ型地理情報システムの開発とコンテンツの整備に関する研究
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17K01225
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Research Institution | Saitama University |
Principal Investigator |
谷 謙二 埼玉大学, 教育学部, 准教授 (40323381)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 地理教育 / GIS / 地理情報システム |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、2017年度に調査した高等学校におけるGISの利用状況に関する調査結果を日本地理学会の学会誌「地理学評論」に投稿し、「アンケート調査からみた全国の高等学校におけるGIS利用の現状と課題-「地理総合」の実施に向けて」として92巻1号に掲載された。既に学会発表等で引用が相次いでおり、「地理総合」実施前のGISの利用状況を明らかにした研究として重要な論考といえる。 また、時系列地形図閲覧サイト「今昔マップ on the web」(http://ktgis.net/kjmapw/index.html)では、システムの利用ライブラリをGoogle Maps APIからLeafletに変更することにより、長期的な利用が可能となった。同時に、鹿児島、松山、大分、長崎、金沢、和歌山、青森、高松、盛岡、秋田、福島、福井、鳥取、徳島、高知、宮﨑、山形、金沢・富山の各地域のデータを追加し、「地理総合」に際して各地域の高校生が身近な地域の旧版地形図を閲覧できるよう整備した。未収録の県庁所在地については、2019年度に整備する計画である。 さらに、国土地理院の標高APIを利用して全国・世界の地形断面図を描画する「Web地形断面図メーカー」のバージョン2、3を公開した(http://ktgis.net/service/topoprofile/index.html)。バージョン2では、利用ライブラリをGoogle Maps APIからLeafletに変更し、バージョン3では複数の地形断面図を重ねて比較する機能を実装した。国土地理院の地理院地図においても地形断面図を表示する機能があり、また、他にも地形断面図を表示するWebサイトは存在する。しかし、幅薄の地形断面図を重ねて比較できるWebサイトは本サイトが唯一であり、今後の活用が期待される。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2017年度実施のアンケート調査結果の査読誌への掲載ができ、システムの改良を行うなど、おおむね順調に推移しているといえる。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度は、本研究の目標であるブラウザ型地理情報システムの開発を行う予定である。既に2018年度から開発は開始しており、今のところ順調に進んでいる。
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Research Products
(4 results)