2019 Fiscal Year Annual Research Report
Study for the development of methods for improving efficiency of work analysis
Project/Area Number |
17K01260
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
梶原 康博 首都大学東京, システムデザイン研究科, 教授 (70224409)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
新里 隆 玉川大学, 工学部, 助教 (70574614)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 作業分析 / 屋内測位方法 |
Outline of Annual Research Achievements |
物流センターでは生産性を向上するために、作業員の動線および動作を測定することが求められている。しかし、作業者の動線及び動作を低コストで測定できる装置はまだ開発されていない。屋内で動線を測定できる技術としては、RFID(Radio Frequency Identification)を用いる方法、超音波を用いる方法および画像処理を持ちる方法がある。しかし、物流センターには柱や棚などが多くあるために、超音波、画像処理による方法では動線を測定することができない。RFIDを用いる方法は動線測定に用いることができるが、位置測定精度が低いという課題がある。そこで、電波(BLE: Bluetooth Low Energy)と超音波センサーを用いて、作業者の動線を測定する方法を開発した。測定装置は、スマートウオッチと複数のスマートフォンにより構成される。スマートウオッチは作業者に装着され、加速度情報を含むBLE信号を発信する。複数のスマートフォンによりBLE信号を受信し、受信電波強度から作業者の大凡の位置を推定する。次に、推定された位置の近傍にある超音波センサーにより、作業者の位置を高精度に推定する。適用例として、超音波センサーのみでは動線測定が困難な作業環境において提案方法により動線測定を行い、提案方法の有効性が確認された。以上の成果を、ICPR2019(生産工学国際会議)において公表した。さらに、当該方法により実企業においてフォークリフトの動線を連続して測定できることを確認するとともに、測定結果によりフォークリフト運転員の削減可能人数の算出に活用できることが確認された。
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Research Products
(2 results)