2017 Fiscal Year Research-status Report
競合状況にある施設のブランドイメージ戦略決定への確率論とファジイ理論の融合法
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17K01283
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Research Institution | Kobe Gakuin University |
Principal Investigator |
塩出 省吾 神戸学院大学, 経営学部, 教授 (40154174)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 施設配置計画 / 確率的計画 |
Outline of Annual Research Achievements |
互いに競合する3施設を配置する計画において、確率的要素を導入する計画であったが、過去の研究においてカリフォルニア州立大学Fullerton校のZvi Drezner教授と共同研究しEuropean Journal of Operational Researchに掲載された"A competitive facility location problem on a tree network with stochastic weights"を拡張するように研究を進めたが、実際には2施設の配置計画では解析できたものが、3施設になると一般的問題においては解析面では高いハードルになっている。そこで、制約された具体的な問題で検討して解析を行った。様々なモデルにおける解析を統合すれば一般的な解析に繋げていけるのではないかという考えからこの方法に至った。 また、コンビニの配置に関しては3つの大手コンビニのデータを収集しており、韓国や台湾など海外のコンビニとの比較をするための資料はまだ良く収集はできなかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
競合する3施設の配置を考えるのに、確率的要素を入れると非常に複雑になり、2施設で考えたときとは別の新たな方法が必要になる。これがやや遅れている主な理由である。
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Strategy for Future Research Activity |
確率的要素を含んだモデルは複雑になっているので解析的モデルの前にシミュレーションを用いて解を見つける。それを元に解析的解法を導く。 また、ファジイ概念を導入したブランドイメージ空間における互いに競合する3施設の配置に関しては具体的なモデルに対して検討を行い、不確実性も併せて導入したファジイ・ランダム競合配置モデルの検討も実施する。
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Causes of Carryover |
予定していた学会出張等に都合で参加できなかったことと、海外出張において大学の公用と重なったので出費する必要がなくなった。 次年度は学会発表や研究交流に使っていきたい。
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