2019 Fiscal Year Research-status Report
Adaptiveな時刻認証技術によるブロックチェーンの高度化研究
Project/Area Number |
17K01306
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Research Institution | Chuo University |
Principal Investigator |
大橋 正和 中央大学, 政策文化総合研究所, 客員研究員 (90160598)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堀 眞由美 中央大学, 国際経営学部, 教授 (90259036)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | ブロックチェーン / 時刻認証 / 原本性の証明 / 分散協調ワーク / セキュリティ |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、著者らが研究してきたAdaptiveな考え方に基づき時刻認証技術とID認証における拡張プロトコルを応用することにより分散型で協調して安全・安心な社会システムを構築するための基盤技術にブロックチェーンを位置づけその様々な課題を解決する方法を研究する事にある。本年度は、技術的な研究と並行して本研究の背景となる第4次産業革命からの社会の構造変化やテレワーク、ダイバーシティなどの働き方の変容などブロックチェーンなどの研究、利用状況などシンガポール、米国ニューヨークなどに調査研究を実施し本研究のスコープ・技術内容について紹介した。 本年度は、昨年度に引き続き、I. ブロックチェーン認証情報の長期保存性の研究 、II.分散協調環境下における重要情報および形成知財へのブロックチェーン研究の確立、 III.ブロックチェーンの高度化に伴う実用化研究を実施した。IV.分散協調環境下における重要情報および形成知財へのブロックチェーン研究の確立 上記検証を伴いながら分散環境下での認証を核とした協調ワークにより共同研究を行った。ⅠからⅣまでの研究の構造をもとに実施してきた。本年度はこれらの研究を総合的にとりまとめ今までの研究の検証を行いながらクラウド上での分散環境システム下での認証を核とした協調ワークを実施することにより共同研究を行った。適応型システムにXML化された知識(マルチメディア)コンテンツに、拡張機能を用いた動的ブロックチェーンを用い、動的に時刻認証がリアルタイムに実施される研究を行った。これにより、クラウド上に展開されるデータやデジタルコンテンツが、適応型システムにより複数者のアイデンティティと結合されると共に、そのコンテンツが利用もしくは変更されると同時にブロックチェーンにより動的に真正性の証明が可能となる研究を行った。本年度は研究結果を国際会議に2本の論文を発表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度は、当初の予定通りの研究ととりまとめをする準備として本研究の背景となる第4次産業革命からの社会の構造変化やテレワーク、ダイバーシティなどの働き方の変容などブロックチェーンなどの研究、利用状況などシンガポール、米国ニューヨークなどに調査研究を実施し本研究の趣旨を説明した。 I. ブロックチェーン認証情報の長期保存性の研究 分散環境下での異なる認証局間での認証情報を時刻認証による追跡性の研究を行うことにより、それらの情 報の長期保存性に関して、認証情報の証明期間を考慮した、一定期間毎のラッピングによる 再度の時刻認証に関する方法について検証した。;II.分散協調環境 下における重要情報および形成知財へのブロックチェーン研究の確立を実施 III.ブロックチェーンの高度化に伴う実用化研究 今までの研究の検証を行いながら分散環境下での認証を核とした協調ワークにより共同研究を行い成果を共有しながら研究成果報告書を分散環境下での知財の真 正性の証明を行った。IV.分散協調環境下における重要情報および形成知財へのブロックチェーン研究の確立 上記検証を伴いながら分散環境下での認証を核とした協調ワークにより共同研究を行い成果を共有しながら分散環境下での知財の真正性の証明を行いながら実施した。研究体制については、I.Ⅳについては、大橋・堀が協力して実施しII.Ⅲは協力してとりまとめを行った。さらに適応型システムにXML化された知識(マルチメディア)コンテンツに、拡張機能を用いて動的ブロックチェーンと動的にリアルタイムに実施される研究を行ってきた。これにより、クラウド上に展開されるデータやデジタルコンテンツが、適応型システムにより複数者のアイデンティティと結合されブロックチェーンとして高速に処理されそのコンテンツが利用もしくは変更されると同時に動的に真正性の証明が可能となる基盤研究を行った。
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Strategy for Future Research Activity |
ブロックチェーンは第三者機関を必要としない直接取引の実現、非可逆的な取引の実現、少額取引における信用コストの削減、手数料の低コスト化、二重支払の防止等が上げられ、FinTech等のデジタル革命次世代技術の本命と言われている。様々な分野への適用が可能であるといわれているが、その発展を阻害する課題として・新ブロック生成に時間がかかる・単位時間あたりのトランザクション件数が限られる・ブロックチェーンを応用した実ビジネスでの運用手法等が確立していない,長期活用および保存、既存システムとの連携等が挙げられている。本研究では、適応型システムにXML化された知識(マルチメディア)コンテンツに、拡張機能を用いて動的ブロックチェーンとリアルタイムに実施される研究を行ってきた。これにより、クラウド上に展開されるデータやデジタルコンテンツが、適応型システムにより複数者のアイデンティティと結合されブロックチェーンとして高速に処理されそのコンテンツが利用もしくは変更されると同時に動的に真正性の証明が可能となる基盤研究を基礎とした応用研究を実施する。 それらの課題を解決するための基盤研究により技術的な研究のとりまとめと応用研究を実施する。さらに、現在のパンデミックな社会の状況にも対応できる様にテレワークを中心とした分散協調システムの基礎となるための安全安心なシステムを本研究の成果を応用してブロックチェーンを基盤として構築するための基盤技術としての研究をとりまとめる予定である。
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Research Products
(2 results)