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2020 Fiscal Year Research-status Report

筋触診技術の向上を支援する教育プログラムの開発

Research Project

Project/Area Number 17K01536
Research InstitutionTokoha University

Principal Investigator

磯貝 香  常葉大学, 保健医療学部, 教授 (00549496)

Project Period (FY) 2017-04-01 – 2022-03-31
Keywords筋硬結 / シミュレータ
Outline of Annual Research Achievements

我々はこれまでにウレタンを材料とした筋硬結触診技術練習用シミュレータの開発を行ってきた.しかし,このシミュレータを製作するためには多くの工程を経る必要があるため,その製作には多大な時間と労力が要求される.また,異なる種類のシミュレータを開発するためには,試行錯誤的に複雑な工程を繰り返す他なく,開発効率が低い.また,手作業で行う工程が多く含まれているため,完成品のサイズ及び弾性特性の再現性に限界がある.したがって,本シミュレータは誰もが容易に製作でき,その触察感を体験できる状況にはない.これらの問題を解決するために,3Dプリンタを用いたシミュレータの開発に着手した.これまでに,CADソフトを用いて様々な骨格構造を設計し,試作品の製作を繰り返してきた.その結果,硬さの異なる複数のレジンから,材料に相応しいレジンが明らかとなった.また,中空構造とすることで,シミュレータに弾性特性を持たせることが可能であることが判明した.今後,耐久性等を視野に入れながら,試作と弾性特性の計測を繰り返していく計画である.

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

不慣れなCADソフトや新たに導入した機器の使用方法を理解するのに時間要した.また,設計した3D構造物のプリント失敗が続いている.その原因は明らかではないが,同じ設計のままでは改善が見られないため,設計のやり直しを余儀なくされている.また,設計通りの構造物がプリントされても,耐久性や硬さに問題があり,その弾性特性を計測するに至っていない.

Strategy for Future Research Activity

3D構造物のプリント失敗を繰り返すなかで,筋硬結触診シミュレータに与えるべき構造が徐々に判明してきている.プリント失敗の原因を探りながら試作を繰り返し,弾性特性の計測に繋げていく.

Causes of Carryover

シミュレータの開発が遅れたため,臨床家に参加してもらう実験が実施できなかった.また,今後もしばらく参加者を動員する実験が実施しにくい状況が続くことが予想される.そこで,筋硬結触診シミュレータ製作のために集約したデータをもとに論文作成を目指し,研究費をその論文投稿学術翻訳料及び論文掲載料として使用する計画である.

  • Research Products

    (1 results)

All 2021

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results,  Open Access: 1 results)

  • [Journal Article] Properties of muscle nodules recognized by manual physical therapy practitioners2021

    • Author(s)
      Kaoru Isogai, Shogo Okamoto, Yoji Yamada
    • Journal Title

      Journal of Physical Therapy Science

      Volume: 33 Pages: 356-361

    • DOI

      10.1589/jpts.33.356

    • Peer Reviewed / Open Access

URL: 

Published: 2021-12-27  

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