2017 Fiscal Year Research-status Report
変形性膝関節症に対する高精度膝関節解析と3次元筋骨格モデルによる研究
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17K01552
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Research Institution | Akita University |
Principal Investigator |
畠山 和利 秋田大学, 医学部, 理学療法士 (50748291)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
巖見 武裕 秋田大学, 理工学研究科, 教授 (10259806)
島田 洋一 秋田大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (90162685)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 変形性膝関節症 / 2D/3D registration / 3次元全身筋骨格モデル |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は,新たに2D/3D registration法を導入し,生体内での運動を正確に把握する事が可能となった.さらに座位にて膝関節伸展運動時の膝関節回旋運動測定や歩行時の関節動態を把握するための歩行測定システムを構築した.その結果,以下のことを確認した.①膝関節の関節運動を詳細に把握することができた.②歩行運動中の膝関節動態を測定することが可能となった. 現在使用している3次元全身筋骨格モデルは非常に精度が高く有用であるが,解析が複雑であり時間を要する点が課題であった.平成30年度は筋骨格モデルのプラットフォーム自体を変更し新たな筋骨格モデルの再構築を行う予定としていたが,29年度に前倒しし再構築を開始した.移植作業は順調に進行し,平成30年度は下肢の再構築を行う予定としている.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
解析手法の導入や予備実験を行うことができた.また,課題であった歩行時の膝関節動態を測定する方法を構築することができた.さらに次年度行う予定としていた課題に着手することができた.
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Strategy for Future Research Activity |
現在まで積み重ねた知見を用いて,各種動作や歩行時の動態解析を行う.筋骨格モデルの再構築を同時に進め,2D/3D registration法との融合を試みる.
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Causes of Carryover |
共同研究者からの資金協力により一部を賄えたため、当初計画よりも経費が掛からず、次年度使用に繰り越すことが出来た.来年度は研究成果の発表経費などに使用する予定である.
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