2019 Fiscal Year Annual Research Report
Development of a support system for early detection of mental illness in elderly people living alone who is conscious of self-medication
Project/Area Number |
17K01558
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Research Institution | Komatsu University |
Principal Investigator |
木村 春彦 公立小松大学, 生産システム科学部, 教授 (60141371)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | ヘルスケア / 独居高齢者の介護 |
Outline of Annual Research Achievements |
主な研究成果は次の通りである。●独居高齢者の精神的支援を意識した、ふるさと納税を財源とした地方自治体による観光促進と防災対策の案を提案した。●高齢者の若返りへの応用の可能性を模索した、英語教育におけるGoogle Appsを利用した新たなLMS的環境を提案した。●学習成果と認定試験のスコアを利用したリーディングスキルに関する判別分析を提案した。●圧力分布センサーと深層学習を使用した睡眠障害検出システムを開発した。精度は94.44%である。●「Follow me!」というアプリケーションを開発した。このアプリケーションはスマートフォンの単眼カメラ画像から取得した多くの歩行者の歩行及び歩行ルートを機械学習することにより、安全なルートを推奨する。●独自フィルタなどを組み合わせたOpenCVによる画像処理を使い、被験者の毛細血管画像の鮮明化に成功した。本論文は健康状態の指標として注目されている毛細血管画像から、専門家でなくとも手軽に毛細血管の示唆する病状を診断できるシステムの開発を目指した研究の一環である。●HSVモデル特徴を使用した毛細血管領域の正確な抽出のための画像解析法を提案した。●快・不快音楽の視聴時における簡易型脳波計による脳波パターン分析を試みた。快音聴取時には睡眠・リラックス状態に現れるδ波、θ波、α波の含有率が共に増加し、不快音聴取時には減少していることを明らかにした。 本研究は、独居高齢者のためのトータル的な快適介護支援を目指した研究であり、当初の予定通りの成果は達成できなかったが、関連する多くの成果を出した。
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