2019 Fiscal Year Research-status Report
「ぴあチーム」によるリアルタイムコラボレーション型運動習慣形成システムの開発
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17K01640
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Research Institution | Meikai University |
Principal Investigator |
杉浦 雄策 明海大学, 不動産学部, 教授 (50245156)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
窪田 敦之 順天堂大学, スポーツ健康科学部, 准教授 (20569339)
桜庭 景植 順天堂大学, スポーツ健康科学研究科, 名誉教授 (50175460)
樋口 倫子 明海大学, 外国語学部, 准教授 (70276179)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 運動習慣形成 / モバイル / 運動支援アプリケーション / ピアサポート / 大学生 |
Outline of Annual Research Achievements |
2019年度は、「スポーツぴあサポーター」を養成し、スモールグループでの自発的に楽しむ運動習慣形成を試みた。研究ボランティアは、32名の大学生であった。大学生の研究ボランティアは、4名×8チームで構成された。介入期間は、2019年6月~2020年1月までの8か月であった。 介入前・介入1か月後・3か月後・5か月後・8か月後の5時点で、「質問紙による量的調査」を実施した。なお、調査項目は、1.基本属性(性別、年齢)2.運動習慣・運動行動の変容段階、運動頻度、体育会系部・サークルへの所属など 3.健康・運動に関する自信感、健康行動、運動習慣 4.健康・運動支援アプリケーション活用:使用期間、内容(特徴)、イメージなどであった。 また、5か月後と8か月後の2時点では、「インタビューによる聞き取り調査」を実施した。調査項目は、「現在まで、あなたのチームはどんな活動をしましたか?具体的に教えてください。」「その活動について、あなたはどのような意見や感想を持ちましたか?」などであった。 身体活動量促進が認められたチームでは、「大会へのエントリー」、「運動・健康支援アプリケーションの報酬機能の使用」、「SNSアプリケーションを用いた体験のシェア」などの工夫が観察された。 また、それらの工夫とチーム内での対話が、「心理的な距離の近接化」、「運動の捉えなおし(抵抗感の弱化)」などを創出し、身体活動を促進させていたことが明らかになった。しかし3チームは、身体活動量に変化が認められなかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
コーチング・カウンセリング・オープンダイアローグのトレーニングを実施し、「スポーツぴあサポーター」を養成した。そのうえで、スモーグループによる介入が実施された。
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Strategy for Future Research Activity |
COVID-19 感染予防拡大に留意しながら。「スポーツぴあチーム」による楽しむ運動習慣形成システムの普及・啓蒙を図る。その方法として、Web.ページによる情報提供や論文作成を行なう。
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Causes of Carryover |
COVID-19の自粛要請により介入予定が遅延し、支払いの遅延を生じた。
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