2017 Fiscal Year Research-status Report
Inquiring about Karada( as whole self )as cultivated in Dance Education ~Relation to Somatics and Body Work.
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17K01650
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Research Institution | Kyoto Women's University |
Principal Investigator |
原田 奈名子 京都女子大学, 発達教育学部, 教授 (70181021)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村越 直子 武庫川女子大学短期大学部, 健康・スポーツ学科, 講師 (40465670)
大橋 奈希左 上越教育大学, 大学院学校教育研究科, 教授 (90283043)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | ソマティクス / ダンス / ボディ・ワーク / 舞踊教育 / BMC / からだ |
Outline of Annual Research Achievements |
9月、日本体育学会(於:静岡大学)にて、各自の研究進捗状況を確認した。 12月、日本教育大学協会、全国保健体育・保健研究部門、舞踊研究会(宇都宮大学主管)に全員が参加し、3月の研究会の内容について研究打合せをした。シンポジウム「舞踊教育の未来に向けて」にて、研究代表者である原田が「からだは、私自身、私の思考と思念の履歴体」を発表した。「からだを育む」という観点から、舞踊教育の実態について批判的に検討し、なぜ「からだを育む」視点が重要かについて述べた。最後に、具体例を壇上でやって見せ、参加者も一緒に体験した。質疑応答において、多くの参加者の興味や関心を引いたことが確認された。 3月、研究会を開催した。講師に福本まあや(お茶の水女子大学)氏を迎え、「米国教育界にみられるソマティクスをめぐる関心」の関連論文の購読・解説、に加え、「ソーマ」のとらえ方の論議をした。福本氏によれば、ソマティクスのキーワードである「aware気づき」や「somaソーマ」のとらえ方が、立場や文化によって異なることが確認された。これをめぐる討議は大変活発で有意義であった。原田がハンナ・ソマティクスのワークを紹介し、実践した。 研究会外部参加者、木野彩子(鳥取大学)、塚本順子(天理大学)、橋本有子(LMA/BF指導者)、熊谷佳代(岐阜大学)
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
各自が役割分担に従って研究をすすめたから。 原田:Embodying the Architecture of the Body as a Foundation for Movement A 12‐day Workshop on a Body‐Mind Centering7 Approach to Dance(BMCをダンス指導に応用した、BMC創始者ボニー・ベイブリッジ・コーヘンの12日間WS)に参加するなど、ソマティクスの観点に立った舞踊教育学への援用について研究した。 村越:海外関連文献の収集をした。 大橋:分担者大橋が参加したワークショップを例に振り返りの質的研究を行った。
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Strategy for Future Research Activity |
4月-7月前半:ワークショップの実施及び成果発表の準備。29年度(昨年度)収集した欧文の論文の購読をし、理解を深める。7月後半-9月 :学会における成果発表と研究資料の収集(国内学会参加。12月の舞踊学会において成果発表を行うとともに関連資料を収集する。その際に、昨年度のワークショップにおける「からだの学び」について振り返りと質的分析(トライアンギュレーション)を行う。(研究資料収集旅費が必要)10月―12月:成果発表にもとづく投稿論文の作成>11月:台湾の劉美珠氏を招聘し、ボディ・ワークのワークショップを実施し、その内容を共有して、「からだの学び」についての研究討議を行う。(講師謝金・旅費宿泊費・研究打合旅費・研究資料収集旅費が必要) 舞踊学会に参加して関連資料の収集を行う。その際に、ワークショップの振り返りと質的分析(トライアンギュレーション)を行う。12月:舞踊学会において成果発表得を行うと同時に研究資料を収集する。1月-3月:学会における研究資料収集・来年度研究計画の明確化と論文投稿 本年度の研究成果についてと来年度の計画について打合せをする。また、作成した論文を投稿する。(投稿料・関係図書及び消耗品等が必要)
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Causes of Carryover |
当初支出予定していた出張費が、予定額よりも低い金額で出張することができた。次年度の出張費に加算する予定である。
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Research Products
(5 results)