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2022 Fiscal Year Annual Research Report

Narrative Approach in P.E. Lesson Study - Focusing on Practice Records and Its Rewriting -

Research Project

Project/Area Number 17K01654
Research InstitutionRitsumeikan University

Principal Investigator

石田 智巳  立命館大学, 産業社会学部, 教授 (90314715)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 加登本 仁  安田女子大学, 教育学部, 准教授 (40634986)
制野 俊弘  和光大学, 現代人間学部, 教授 (70795153)
Project Period (FY) 2017-04-01 – 2023-03-31
Keywordsナラティヴ・アプローチ / 体育授業 / 体育・保健体育教師
Outline of Annual Research Achievements

本研究では,2000年頃から医療,看護,心理,福祉,教育などの臨床現場のみならず,実践ベースの研究においても散見されるようになったナラティブ・アプローチを用いて教育実践を捉えようとするものである。ナラティブ・アプローチは臨床現場ではとりわけ,クライアント,患者,そして教育学では子どものネガティブなナラティヴをポジティブに変えようとする試みが報告されている。しかしながら,教師が成長していくというときに,教師のナラティブが変容していくという観点を見逃すわけにはいかない。そこで,本研究では主として教師のナラティヴの変容に焦点を当てて,語りの特徴を見いだすことにした。
2022年度は,それまでの2年間,新型コロナウイルスのために対面での研究会が持てなかったため,研究のまとめを分担者と対面で行った。
本研究では,4人の教師のナラティヴの変容を,①2つの実践記録の分析,②インタビュー調査,③実践前のプラン作り,中間報告,最終まとめへの参加,を通して分析した。いずれの場合も,教師が困難に直面したあとにナラティヴの変容が起こっていた。紙幅に限りがあるので,二つの成果を紹介する。ある教師が,小学校のバレーボールの授業で,子どもたちにつなぐことを意識してもらうために,特別ルールを設定したが,子どもたちの意識は変わらず,そのためそのルールを得点につなげることで,教師のバレーボール指導に関わるナラティヴが変容した。また,中学校のバレーボールの指導において,教師は当初,ラリーを中心とした指導を行っていたが,子どもたちと授業作りを行う中で,「スパイクかラリーか」という二者択一であったものが,両者を弁証法的に捉えるようにナラティヴが変容した。この両者は,自らの実践を記録することを通して,その記録の仕方も変化していった。

  • Research Products

    (2 results)

All 2022

All Journal Article (2 results) (of which Peer Reviewed: 1 results,  Open Access: 1 results)

  • [Journal Article] 丹下保夫の運動文化論構築過程における春田正治の影響:春田-丹下論争について2022

    • Author(s)
      石田智巳
    • Journal Title

      体育学研究

      Volume: 67 Pages: 845-857

    • DOI

      10.5432/jjpehss.22047

    • Peer Reviewed / Open Access
  • [Journal Article] 幼児の休日の運動機会に関する調査研究2022

    • Author(s)
      加登本仁
    • Journal Title

      児童教育研究

      Volume: 31 Pages: 13-19

URL: 

Published: 2023-12-25  

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