2019 Fiscal Year Research-status Report
Many-sided analysis of the psychological stress reactions in sports.
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17K01698
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Research Institution | St. Marianna University School of Medicine |
Principal Investigator |
谷田部 かなか 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 講師 (00387028)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
熊井 俊夫 聖マリアンナ医科大学, 医学研究科, 教授 (40139671)
藤谷 博人 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 教授 (50278008)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | スポーツ心理学 / ストレス反応 / 感情 / 情緒 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度前半は、新規対象者12名において運動介入(独自のヨガプログラム)による精神的ストレス反応の影響について調査するために、生理学的指標と心理学的指標を用いて評価を行った。期間は隔週計6回の約3カ月であった。2回目と5回目の教室の運動介入前後に、生理学的指標として唾液中オキシトシン濃度を、心理的学的評価としてPOMS2を用いて評価・解析を行った。結果としては、生理学的評価は同一被験者において2回目は有意ではないが上昇、5回目においては有意な上昇を認め、心理学的評価も両日ともに情緒が有意に改善した。よって、この運動介入によって何らかの外界からもたらされる感覚刺激によって促進し、快感情を与える刺激となったと考えられ、生理学的指標によりその効果を確認することが出来た。また、本年度後半において追加対象者13名にて調査を施行し、引き続き同解析と血圧、呼吸を含めたHRV解析等を続けている。 本来、2~3月において新規対象者において別の運動介入(ダンスプログラム)によって同様の調査を行う予定で募集・準備を進めていたが、非常事態宣言の影響により一旦見合わせとなっている。 また、前年度までの成果報告(運動固定と自由選択の違いによる潜在的抗酸化能と心理的評価に及ぼす影響)について海外投稿中であり、バレエダンサーにおける痛みや不安感情に関わる遺伝子多型の関連性についての最終報告についても海外学会発表申請中、国内論文投稿の準備を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新規種目や追加調査については、新型コロナウイルス感染症の影響にて調査開始が中断している。
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Strategy for Future Research Activity |
調査開始が出来ない間は、包括的研究の解析を先に進める予定。期間中にある程度の成果報告が出来るようにできるだけ調整、対応を図る。
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Causes of Carryover |
本研究遂行の遅延および成果発表・論文投稿が次年度をまたいでしまうため。
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