2019 Fiscal Year Annual Research Report
Cooperation systems construction of the Junior Sport-club, junior high school extracurricular sports club activities and prefecture sports association
Project/Area Number |
17K01712
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Research Institution | Ibaraki University |
Principal Investigator |
加藤 敏弘 茨城大学, 人文社会科学部, 教授 (20185854)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 育成センター / 地域スポーツクラブ / 地域連携 |
Outline of Annual Research Achievements |
令和元年度に実施した調査・研究とりまとめおよび公表活動は次のとおりである。 1)令和元年度茨城県バスケットボール育成センター(DC)練習会に参加したプレーヤーとその保護者、および過去の参加者(バスケットボールスクール・アカデミーを含む)とその保護者のうち新たに連絡先を把握することができた者へのアンケート調査。2)令和元年度茨城県バスケットボールDC練習会参加者への体力テストによって明らかになった問題を探るための日常的な運動習慣のサンプリング調査。3)日本体育学会第70回大会体育社会学領域において「少年団―中学校運動部活動―地方競技団体の連携システム構築 バスケットボールクラブを核にして」の発表。4)公益財団法人日本バスケットボール協会指導者養成部会へスペインバスケットボール協会の育成システムについての研究成果の報告。5)茨城県バスケットボール協会育成部においてU12・U15部会に対して地域クラブへの対応に関して提言。6)令和元年度茨城大学地域研究・地域連携プロジェクトプロスポーツチームとの連携関係の維持・強化への支援として「スポーツの世界史―茨城からアジア、世界へ―」シンポジウムを企画し、地域スポーツ活動へのクラブの関わりについて公表。 これらの活動によって、スポーツ少年団と中学校運動部活動が地域スポーツクラブを核にして連携することによって、育成年代の抱える諸問題を解決することができることが明らかになった。しかし、地域スポーツクラブの中にはチームの強化を中心にすえたクラブの台頭によって早期の選手集めに発展するなどの問題が発生していた。地方競技団体は中学校運動部活動の諸問題を解決しながら新たな地域クラブの諸問題にも対応する必要がある。地方競技団体のガバナンスの必要性が明らかになった。
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