2021 Fiscal Year Annual Research Report
The construction of the health support system using smartphone application depending on a life stage
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17K01809
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Research Institution | Doshisha Women's College of Liberal Arts |
Principal Investigator |
今井 具子 同志社女子大学, 生活科学部, 教授 (00393166)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大塚 礼 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 老年学・社会科学研究センター, 部長 (00532243)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 健康情報 / アプリケーション / ICT / SNS |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年度は本研究の最終年に当たることから、この4年間のアプリ開発の成果を統合してアプリ利用者の特性や要望に応じたアプリの改良を行い、より多くのライフステージへの健康情報発信を検討し、アプリシステムに適用することである。またコホートデータを活用し、アプリのデータベースの更新の必要性の検討を行い、アプリに反映させる予定である。ただし当初の予想と社会状況が変化したことを踏まえて、科学的根拠に則ったオンライン型の健康サポートシステムとして、基盤研究終了後も本システムのアップデートを継続できる体制を検討することである。 そこで、コロナ禍で増えた「おうち時間」により、利用者独自の料理の栄養価をアプリに反映させるために、アプリの仕様に利用者自身で作成した料理を栄養価計算し、メニューに追加出来るシステムを追加し、今まで以上にSNSを活用した食を中心とした健康情報の発信を充実させた。その結果、女性は60歳以上、男性は20歳代において昨年度よりアプリ平均利用率が増加傾向にあった。Webアンケートの結果では、自身で作った料理を栄養価計算しメニューに追加出来るシステムの追加、写真保存機能のスタイル改善に伴い、以前よりもアプリケーションが使いやすくなり、食事を入力する回数が増えたと回答した者の割合が高かった。SNS配信の健康情報については、レシピを閲覧した者が昨年度を上回った。 コホートデータの活用では、食品成分表の改訂がアプリの料理データベースの更新に影響を与えるかどうか検討するため、従来の成分表と最新の成分表で栄養価計算した値の関連を検討した。またアプリの表示にも用いている和食の食べ方の有用性を検討するため、コホートデータを用いて和食の有用性を検討した。
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