2022 Fiscal Year Annual Research Report
Implementation of intergenerational exchange programs that take advantage of regional characteristics and creation of a system for continuity
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17K01817
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
森田 久美子 東京医科歯科大学, 大学院保健衛生学研究科, 准教授 (40334445)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小林 美奈子 平成医療短期大学, 看護学科, 教授 (40312855)
青木 利江子 城西国際大学, 看護学部, 准教授 (60780244)
佐々木 明子 東北文化学園大学, 医療福祉学部, 教授 (20167430)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 世代間交流 / 継続 / 地域 / 連携 / 自己効力感 |
Outline of Annual Research Achievements |
令和4年度(2022年度)は、世代間交流活動の継続性に焦点をおき、活動を継続するための要因・プロセスを明らかにすることを目的に調査を実施した。Covid-19の影響を大きく受けた世代間交流活動を今後も継続していくためにICTを活用した国内外の世代間交流の動向について文献検討を行い、最終的に14件を抽出した。65歳以上と20代の若者の交流が最も多く、ZOOMやタブレット、電話、Wiiなどのゲーム機が用いられていた。ICT技術を用いた世代間交流では、高齢者の社会的孤立を減らし、若者の高齢者に対する認識を改善し、自己効力感を高めるなどの効果が認められ、参加者の特性とニーズを考慮した新しい形での継続的な世代間交流活動が今後、ますます重要になると思われる。次に、10年以上、世代間交流活動を継続している4地域を抽出し、活動に長く関わっている地域のキーパーソンに継続に関する要因・構造などについて、半構造的インタビューを実施した。インタビュー対象者はA地区2名(居場所運営者1名、自治体職員1名)、B地区3名(地域高齢者サロン高齢者2名、大学教員1名)、C地区1名(学童保育指導員1名)、D地区6名(地域住民ボランティア1名、図書館職員2名、地域住民ボランティアグループ3名、合計12名である。既存資料やインタビュー結果をもとに、構造の図式化を試みて、「世代間交流活動継続性の構造図による可視化」「多機関の多様な働きかけ・連携・変化」「地域の世代間交流活動を継続的に見る視点」が分析された。 研究機関全体を通して、世代間交流活動を継続していくためには、地域住民や社会環境の変化に合わせて、その構造を変化させていく必要があり、また地域の継続に関わる主要なキーパーソンの存在が地域の継続性のあり方に影響を与えることが明らかになった。
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Research Products
(5 results)
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[Presentation] Comparing the reasons for continued operation of the community living room via elapsed years of operation2022
Author(s)
Hitomi Nagamine, Kumiko Morita, Minako Kobayashi, Rieko Aoki, Harumi Yamamoto, Fumi Ohtake, Kayo Maruyama, Mika Hoki, Hiroko Sumita, Kayoko Ishii, Akiko Sasaki
Organizer
The 7th ICCHNR conference
Int'l Joint Research
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[Presentation] 世代間交流の実践の継続性に関する構造分析2022
Author(s)
青木利江子,小林美奈子,井上映子,永嶺仁美,丸山あかね,山本晴美,大竹文,丸山佳代,保木みか,角田紘子,石井佳代子,佐々木明子,森田久美子
Organizer
日本世代間交流学会 第13回全国大会
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