2018 Fiscal Year Research-status Report
Functional analysis of MG23 and MG56
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17K01845
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
西 美幸 京都大学, 大学院薬学研究科, 研究員 (60183894)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | カルシウム / リアノジン受容体 / 小胞体 |
Outline of Annual Research Achievements |
1. MG23 MG23タンパク質は様々な組織に広汎に発現しているが、特に骨格筋、心筋に高発現している。細胞内分部は小胞体膜、核膜である。その生理機能は不明であるがカルシウムも透過するカチオンチャネルであることが示唆されている。MG23 KOマウスは通常の飼育下では目立った表現系を表さないが、ドキソルビシン投与による心毒性に対して抵抗性があることが確認された。この結果をさらに検証するために心筋細胞を単離して細胞レベルでのドキソルビシン感受性を検討している。ドキソルビシン心毒性は心臓のリアノジン受容体に作用し、カルシウム漏出を促していることが報告されている。我々の仮説は、ドキソルビシンのカルシウム漏出にMG23も関わっていて、そのためノックアウトした場合に新毒性が軽減される、というものである。また単離が容易なマクロファージについても細胞内カルシウム動態変化を解析中である。
12. MG56 MG56は骨格筋、心筋に高発現している、小胞体膜に存在するタンパク質である。その機能は不明であるが 、脂質を転移する酵素のファミリーに属している。MG56ノックアウトマウスは生後2週間以内に死亡する。従って我々の仮説は筋肉の働きに必須なタンパク質への脂質修飾をおこなっている、である。候補タンパク質をいくつか選び部分精製して、アミノ酸シークエンス、MS解析による修飾の有無を検討する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
1.MG23:ドキソルビシンに対する感受性の違いを確定させた。心筋細胞単離の技術を取得した。マクロファージの細胞内カルシウム動態観察プロトコールを確立した。
2.MG56:MG56によって修飾される可能性のあるタンパク質を選び出した。
以上よりおおむね順調であるといえる。
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Strategy for Future Research Activity |
1.MG23:取得した心筋細胞単離技術を用いて細胞内カルシウム動態変化をドキソルビシンあるなしで検討する。マクロファージのカルシウム動態変化も検討する。また、リステリア菌に対する感受性を感染実験にて野生型、ノックアウトマウスで比較する。
2.MG56:MG56が脂質を転移する可能性がある候補タンパク質を選び出した。今後は部分精製の後に修飾の有無を解析する予定である。選び出した候補タンパク質に修飾がなかった場合、ノックアウトマウスの筋肉を野生型と比較する予定であるので、現在材料となる筋肉をを集めている(2週間以内に死亡するため1匹あたりの筋肉の量は多くない)。
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Causes of Carryover |
ノックアウトマウスの繁殖は不確定要素が入るために、少しの余裕を考慮している。円滑に実験が進行するために体外受精の費用も想定している。
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Research Products
(2 results)
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[Journal Article] TRPM7 channels mediate spontaneous Ca2+ fluctuations in growth plate chondrocytes that promote bone development.2019
Author(s)
Qian N, Ichimura A, Takei D, Sakaguchi R, Kitani A, Nagaoka R, Tomizawa M, Miyazaki Y, Miyachi H, Numata T, Kakizawa S, Nishi M, Mori Y, Takeshima H.
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Journal Title
Science signaling
Volume: 12
Pages: ー
DOI
Peer Reviewed / Open Access / Int'l Joint Research
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