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2017 Fiscal Year Research-status Report

運動トレーニングによる血管内皮機能改善効果が熱ストレスへの順応能力に及ぼす影響

Research Project

Project/Area Number 17K01846
Research InstitutionOsaka Kyoiku University

Principal Investigator

平田 久美子  大阪教育大学, 教育学部, 教授 (10382152)

Project Period (FY) 2017-04-01 – 2020-03-31
Keywords熱中症
Outline of Annual Research Achievements

高齢者の熱中症予防は社会的・医学的な緊急課題である。高齢者における熱中症発症のリスクとして,活動性の低下が指摘されており,寝たきりでは発症リスクが8倍に上昇する一方,活動性の高い高齢者の発症リスクは低いことが報告されている。
本研究の目的は 高齢者に運動トレーニングを行い、熱ストレスへの順応性や血管内皮機能が改善するか否かを評価し、高齢者の熱中症予防目的としての運動負荷トレーニングの有用性を検討することである。研究の具体的な内容としては、高血圧や心疾患などの慢性疾患を有さない健康な高齢者を対象に、運動負荷前に心臓超音波検査を用いて心拍出量・左室/右室容量・左室/右室駆出率・左房/右房容量・左室拡張機能、上腕動脈における血管内皮機能を計測する。また、採血検査を行い、一般血液・生化学検査・熱ショック蛋白72 / 90,高感度CRP、Malondialdehyde (MDA)、尿中8-hydroxy-2'-deoxyguanosine(8-OHdG)を計測する。エルゴメータなどを用いた有酸素運動もしくは床上での筋力増強運動負荷時の収縮期血圧/拡張期血圧・脈拍数・深部体温・発汗量を計測する。その後、8週間の継続的な運動トレーニングを行った後、運動トレーニング前に行った検査(心機能、血管内皮機能、発汗量計測)を行い、運動負荷トレーニング実施前との変化を調べる。現在12例の登録が完了しており、順次、運動負荷トレーニングを開始している。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

健康な高齢者の被検者の登録が進んでいない。8週間の運動トレーニングを自己判断で中断する例がある。

Strategy for Future Research Activity

現在12例の登録が完了しており、順次、運動負荷トレーニングを開始している。
引き続き、症例の登録を行っていく予定である。

Causes of Carryover

登録患者数が予定数に達さなかったため、延期となった。

使用計画:本年度は登録症例を積極的に増やし、運動トレーニング前後の発汗量と血管内皮機能の計測を行っていく予定である。

URL: 

Published: 2018-12-17  

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