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2017 Fiscal Year Research-status Report

細胞外小胞を介した骨格筋制御機構解明

Research Project

Project/Area Number 17K01859
Research InstitutionKyoto Prefectural University of Medicine

Principal Investigator

佐藤 貴彦  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 特任助教 (30570775)

Project Period (FY) 2017-04-01 – 2020-03-31
Keywords細胞外小胞
Outline of Annual Research Achievements

筋損傷時や加齢による筋萎縮時において骨格筋に常駐した骨格筋幹細胞が筋再生に関与する。骨格筋系譜細胞集団を蛍光可視化する遺伝子導入マウスを作製し、成体骨格筋幹細胞の未分化性維持の為にはmiRNAが機能し転写後発現制御される必要性を現在までに見出してきている。また筋再生時に細胞外に分泌される細胞外小胞が、骨格筋幹細胞に影響を及ぼし、筋分化を抑制している可能性が示唆されることから、骨格筋幹細胞に影響を及ぼす細胞外小胞を介した転写後制御機構を明らかにする。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

エクソソーム小胞と共培養した骨格筋幹細胞を用いて、網羅的遺伝子発現解析を行っており、その結果、血清中エクソソーム添加により筋分化抑制を示した骨格筋細胞中で、顕著に発現変化する遺伝子群を同定するに至ったため。

Strategy for Future Research Activity

今後はマクロファージ、間葉系細胞から分泌されるエクソソーム小胞に着目し、筋再生時にエクソソーム小胞が骨格筋幹細胞に影響を及ぼす転写産物の発現変化が認められるかを調査する。その後の計画として、現在までに得られた候補遺伝子がmiRNAの修飾をうけるのかどうか生化学的手法を用いて骨格筋幹細胞中のRISCに取り込まれる時期を同定する。さらに、成長あるいは老化とともに骨格筋幹細胞中で発現上昇する転写産物の生体での役割、機能について検証する研究へ昇華させる。

URL: 

Published: 2018-12-17  

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