Characteristics of Glucose Metabolism in Underweight Japanese Women.

2019 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 17K01868
• Research Institution: Juntendo University
• Principal Investigator: 佐藤 淳子 順天堂大学, 医学部, 准教授 (10529837)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 染谷 由希 順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 特任助教 (10597090) ; 田村 好史 順天堂大学, 国際教養学部, 教授 (80420834)
• Project Period (FY): 2017-04-01 – 2020-03-31
• Keywords: 日本人女性 / 痩せ / 糖尿病 / 骨格筋量 / レジスタンストレーニング

Outline of Annual Research Achievements

痩せた日本人女性（BMI <18.5kg/m2）は、糖尿病発症リスクが高いことが報告されているが、メカニズムはまだ明らかとなっていない。
昨年度までに、痩せた女性における高血糖の原因に、骨格筋量の低下、インスリン分泌能の低下、末梢糖取り込みの低下が関連している可能性を明らかにした。
本年度は、骨格筋量の低下と高血糖との因果関係を明らかにするために、痩せた女性を対象として、3か月間のレジスタンストレーニングと食事摂取量増量の介入試験を実施し、骨格筋量を増やすことで糖代謝を改善させうるかを検討した。12名の被験者をランダムにコントール群（5名）と介入群（7名）に区分し、介入群は、週２回、1回30分程度の自重でのレジスタンストレーニングの実施と、通常食に加えて食間に約100-300kcalの高蛋白質の補助食とアミノ酸を摂取した。介入12週間後の測定において、食事運動介入群は、コントロール群と比較して、下肢屈曲筋力が有意に増加したが、体重、骨格筋量、体脂肪率は、両群に差は見られなかった。糖負荷2時間後の血糖値は有意に低下したが、コントロール群でも低下が見られた。その他の測定項目においては、2群間に大きな変化は見られなかった。