2021 Fiscal Year Annual Research Report
A study of the program development for recovering the power to live relationships in middle school students
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17K01926
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Research Institution | Kansai University of Welfare Sciences |
Principal Investigator |
畠中 宗一 関西福祉科学大学, 社会福祉学部, 教授 (10141855)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木村 直子 鳴門教育大学, 大学院学校教育研究科, 准教授 (80448349)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 関係性を生きる生きる / 子どものウェルビーイング / プログラム開発 / 分節化したプログラム |
Outline of Annual Research Achievements |
研究テーマに関連して、代表研究者と共同研究者で役割分担を行い、研究を遂行した。代表研究者は、日本IPR研究会での経験をもとに「関係性を生きる力」を回復させるために、より分節化したプログラムを提案した。すなわち、step1:他者への誠実な関心を培うためのプログラム。step2:見て感じ応答するプログラム。step3:聴いて感じ応答するプログラム。step4:見て感じ聴いて感じ応答するプログラム。step5:関係性に気づくプログラム。step6:関係性を生きるプログラム。step7:他者を独自性存在として相互受容するプログラム。step8:実存の覚醒あるいは自分らしさの再発見のためのプログラム。 共同研究者は、徳島県教育委員会の協力を得て、調査を実施し、中学生の「関係性を生きる力」と子どものウェルビーイングに関する知見を獲得した。すなわち、「関係性を生きる力」は、「子どものウェルビーイング」及びその下位概念(身体面のウェルビーイング・心理面のウェルビーイング・社会的場面におけるウェルビーイング・自分の未来を創造する力)と正の相関関係にあり、「関係性を生きる力」の向上が、「子どものウェルビーイング」の高まりにつながることが示唆された。また、「子どものウェルビーイング」を高めるキー概念となっていた「家族の情緒的関係に対する肯定的認識」以上に、「関係性を生きる力」は「子どものウェルビーイング」に強い影響を示していた。また「関係性を生きる力」を育むプログラムを「生活習慣・家庭生活を営む」「家族との関係性を生きる」「前向きに自分らしく生きる」「ほどよい人間関係を生きる」「自分の将来や未来の生活を創造する力を育む」の5つを柱に展開するプログラムを開発した。
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Research Products
(2 results)