2017 Fiscal Year Research-status Report
A Study of 'cohabitat family' by elite single and house girl in the East African cites
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17K02002
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Research Institution | Tokyo University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
椎野 若菜 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 准教授 (20431968)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 東アフリカ / 経済格差 / ハウスガール / エリート / 家族 / 都市 |
Outline of Annual Research Achievements |
当初の予定どおり、年度初めにはケニア・ウガンダの研究者らと研究連絡をとりつつ準備をし、夏期にケニア・ウガンダにおいてハウスガールに関する調査を行った。ナイロビ・スラムにおけるハウスガール経験者へのインタビュー、雇用側のインタビューを実施した。ナイロビではNdegwa Mundia(ディアンキマティ工科大学GIS地理学)より調査協力を得た。ウガンダ・カンパラにおいてはハウスガール雇用側のインタビューを実施し、またマケレレ大学にてPeter Akeyteleza,地域別協力者Christine M Mpyangu氏らと共同研究会を開催した。 11月初旬には他のファンドを得て本研究の地域別協力者であるNdegwa氏、またDick Olango (建築家)も招待しいくつかのファンドをえて2017年11月4-5日にInternational symposium "Family Transformation in Rapidly Developing Asia-Africa Societies Faced with Economic Disparity, Urbanization and War"と題し国際シンポジウムを開催し、アフリカにおける家族の形態の変化、という大きな文脈からハウスガールとエリート家庭の事例を議論を試みた。 また本シンポジウムの成果をいかしブラジルにて2018年7月16-20日開催予定の国際人類学・民族学科学連合研究大会に代表者は"Diversification and reorganization of 'family' and kinship in Africa"と題したOpen panel convenorsとしてを応募し採択された。 年度末にはハウスガールに関する小論を出版した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
もとより予定していたとおり、夏期における現地調査の実施、また国際学会の参加はかなわかったものの、そのかわり別のファンドを取得し、自身の本務先の研究所にて地域別研究者ふたり、あらたなウガンダの若手研究者を招聘し国際シンポジウムを実施し、その成果も年度内に出すことができた。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度は、代表者が6月に出産予定であることから当初予定していた7月の国際学会の参加は自身はかなわず、夏の調査は年度末に延期することとなる。しかし現地の研究者との連絡はEメール等でひきつづき行っていく。ケニア、ウガンダにおける二大新聞のウェブ版より情報も常に収集、分析を行い年度末2月~3月の調査に備えたい。
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Causes of Carryover |
当初の予定では、代表者がモスクワで開催予定の国際学会に参加予定をしていたが、別のファンドをとり、日本に招聘して国際シンポジウムを開催することになったことが主たる理由である。
次年度は、初年度に購入できなかった携帯パソコンを購入し、またケニア・ウガンダ調査、英国での文献調査を当初の予定より長めの旅程で行う予定である。
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Research Products
(8 results)