2018 Fiscal Year Research-status Report
A Study of 'cohabitat family' by elite single and house girl in the East African cites
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17K02002
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Research Institution | Tokyo University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
椎野 若菜 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 准教授 (20431968)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | ハウスガール / ハウスメイド / 若者 / 同居家族 / シングルマザー / 経済格差 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は6月に出産したため、前半は産休もあり研究活動が停滞した。7月にブラジルで開催された国際人類学・民族学連合(IUAES)にはオープンパネル OP 061. Diversification and reorganization of 'family' and kinship in africa: Cross-cultural analysis on economic discrepancy, conflicts and potential of indigenous institutions for social securityと題してパネル応募し採択されていたが出席はかなわず、ウガンダ人のもう一人の代表に本パネルの趣旨を代読してもらい、開催することができた。 後半より研究発表を開始し、11月にはアフリカの性と題しセクシュアリティに関して、12月にはアフリカの女子の環境、ハウスガールにも言及し関する報告を一般にむけて行った。1月末には国際シンポジウムにてハウスガールの現状について発表し、2月~3月には子連れでケニア・ナイロビに赴き実地調査を遂行することができた。ナイロビにおいてはハウスガール、ハウスメイドさんら、また雇い主らを訪問してインタビューを重ねた。これまでの調査で、ハウスガールとなる人々の背景の特徴、雇用される側、する側の諸問題や関係性の在り方、ジェネレーションによって異なる問題のありか、などが見えてきている。 ケニア、ウガンダにおいては研究協力者と会い、その後もつねに連絡を密にとっている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本科研は3年間の予定で組まれており、1年目は国際学会出席のかわりに国際シンポジウムに変更、などがあったが国際的に成果を発信でき、想定外にウガンダにおいて本課題に協力してくれる研究者とも巡り会うことができた。2年目は本課題代表者の出産のために予定していた夏季調査、国際学会発表ができず本課題の遂行が遅れてしまったが、1年目に行った研究打ち合わせ時の新たな現地研究者との出会いをもとに、最終年にウガンダ人研究者3人と共同して国際学会にてパネルを開催できることになり、本課題が想定以上に国際的協働のもと発信されることになった。
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Strategy for Future Research Activity |
2019年度の夏には国際人類学・民族学連合(IUAES)の大会がポーランドで開かれる予定で、本科研課題の協力者であるウガンダ人研究者らとともにオープンパネルを組織(Ethnographic Encounters on African Youth and Families: Norms, Education, Employment, and Marginalization)し採択された。現在は発表予定者とEmailで連絡をとりあっている。このオープンパネルでの議論を生かし年度末にはケニア・ウガンダにて総まとめの調査をおこない、オープンパネルの発表者らと論集を作成したいと考えている。
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Causes of Carryover |
当該年度は上半期に出産したため、研究遂行の予定が遅れてしまったが、2019年度の夏には国際人類学・民族学連合の大会がポーランドで開かれる予定で、本課題の協力者であるウガンダ人研究者らとともにオープンパネルを組織し(Ethnographic Encounters on African Youth and Families: Norms, Education, Employment, and Marginalization)採択された。応募した下記のウガンダ人研究者3人のポーランドまでの旅費滞在費、ヴィザ代等を支出したい。 Ian KarusigariraーYouth the Victim? The Predicament of Social Change: Lived Experiences of Ugandan Youth,Peter Atekyereza-Education and Gendered Marginalization of the Youth Employment in Rural Uganda,Chris Opesen-Gender Construction, Marginalisation and Rites of Passage in African Families: Ethnographic Insights from the Pokot of East Africa.
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Research Products
(2 results)