2019 Fiscal Year Annual Research Report
"Consultative Democracy" in Contemporary China and Modernization of Governance: Reconstructing the Authoritarian Regime
Project/Area Number |
17K02029
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Research Institution | The University of Shimane |
Principal Investigator |
江口 伸吾 島根県立大学, 総合政策学部, 教授 (20326408)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 協商民主 / ガバナンス / 権威主義 / 比較政治 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成31年(令和元年)度は、当該研究に関する文献資料を精読・整理するとともに、これまでの研究活動を踏まえて、国内外での補助調査を実施しながら、その研究成果を公表することを目的とする。 まず、平成29・30年度と同様、『郷鎮論壇』(民政部)等の雑誌資料、『人民日報』等の新聞資料、『公共理性視域下的中国協商民主制度建構』(2018)、『協商治理的当代発展』(2018)等の新しく刊行された文献資料を精読し、逐次当該研究の研究動向を確認した。また、「(書評)ラリー・ダイアモンド、マーク・F・プラットナー、クリストファー・ウォーカー編『グローバル化する権威主義-民主主義への挑戦-』(Larry Diamond, Marc F. Plattner and Christopher Walker eds., Authoritarianism Goes Global: The Challenge to Democracy, Baltimore: Johns Hopkins University Press, 2016, 243 pp. )」(『総合政策論叢』第38号、2019年10月)として、その一部を公表した。 次に、2019年度第2回北東アジア研究会(2019年7月19日、於島根県立大学)において、加茂具樹氏(慶応義塾大学)を招へいし、社会協商対話制度と協商民主に関する報告をいただき、現代中国の協商民主に関する分析方法を再整理した。 これらの研究活動を踏まえて、「現代中国の『協商民主』と協商型権威主義体制―比較政治学の視点から―」(総合政策学会第30回研究会、2019年7月24日、於島根県立大学)の研究報告、並びに「中国農村における協商民主と農村ガバナンス」(2020年度アジア政経学会春季大会、2020年6月7日、於Webによる書面開催)の報告原稿提出を通して、成果の一部を公表した。
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Research Products
(5 results)