2022 Fiscal Year Annual Research Report
Co-creation of a sustainable development model centered on local traditional knowledge in South China and surrounding areas
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17K02061
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
蒋 宏偉 大阪大学, 大学院人文学研究科(人文学専攻、芸術学専攻、日本学専攻), 助教 (50436573)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 樹 総合地球環境学研究所, 研究部, 客員教授 (10231408)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 南中国 / ラオス / TEMS |
Outline of Annual Research Achievements |
令和4年度前半には,本研究の主な調査地中国およびラオスにおいて,コロナによる行動制限の影響は依然として大きく,令和3年度に実施した中国語とラオス語の質問票調査(TEMS(食事摂取動機調査),EOQ(エモーショナル摂食障害),社会経済状況,居住状況,健康状態などの内容)のデータ整理・分析作業及び国際誌論文の執筆作業などの研究活動を行ってきた.令和4年度の後半に,対象地域のコロナ制限への緩和にともない,ラオスと中国の対象地の集落を訪問し,現地住民が参加するグループ・ディスカッションを開き,住民の生活・生業・健康観・コロナに対する認識・野生動物食用の文化と意識などについて,意見交換を行った.そして,ラオスの対象地において,外部から開発業者,政府関係者,集落住民などステークホルダーをインタビューし,現地のプランテーション開発に対する認識,生活の変化,野生動物食用とコロナに関する知識および,地域生態系への影響について,聞取り調査を実施した.中国の対象地において,対象地住民をインタビューし,換金作物の放棄・急速な高齢化問題・今後集落の開発の方向について,聞き取り調査行った. 研究成果の還元として,これらの研究活動結果を踏まえ,令和4年度には,合計3通の査読論文を執筆し,投稿した.その内訳は,和文論文2通(査読中1通,受理1通)と英文論文1通(査読中)であった.とりわけ,英文の論文は中国の研究協力者との共著であり,今後その成果は現地や東南アジアの保健政策の策定に貢献できると,期待されている.
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Research Products
(2 results)