2020 Fiscal Year Annual Research Report
Study of the Historical and Regional Borderlines in the East Asian Women Artists
Project/Area Number |
17K02096
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Research Institution | Kyoto University of the Arts |
Principal Investigator |
小勝 禮子 京都芸術大学, 芸術学部, 非常勤講師 (80370865)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
北原 恵 大阪大学, 文学研究科, 教授 (30340904)
金 惠信 沖縄県立芸術大学, 美術工芸学部, 教授 (30448948)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | アジア現代美術 / 女性美術家 / ジェンダー / 歴史 / 境界 / 地域 / アジア女性美術 / 身体・表現・メディア |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的であるアジア各国で活躍する近現代の女性アーティストの文献収集と本人の作品調査・聞き取り調査を重ねてデータを収集し、それをまとめたデータベースを作成して、世界中誰でも閲覧・利用できるウェブサイトの構築を達成することができた(日英バイリンガル)。詳細、および現状については以下のとおりである。 1.研究調査の成果を総括するウェブサイト「アジアの女性アーティスト:ジェンダー、歴史、境界」を2020年3月に開設(英文併記:Asian Women Artists: Gender/History/Border)。データベースに女性アーティストの登録を開始した他、報告者のこれまでの研究業績と活動、および研究分担者や協力者をはじめとした共同研究の成果(論文のPDF等)、アートとジェンダーに関する文献一覧などを総攬できるサイトとして、一般公開した。その後、2020年度を通して登録者数を増やし、2021年3月時点では、総登録者数77件(グループによる登録4件)に及んでいる。 2.2020年度は前年度までに実施できなかった台湾、中国の調査を実施する予定だったが、世界的に蔓延した新型コロナ・ウィルスの感染拡大により、海外調査を断念せざるを得なかった。しかし1.に挙げたように、報告者が新しく開設したウェブサイト「アジアの女性アーティスト:ジェンダー、歴史、境界」の登録のため、海外在住を含む日本やアジアの女性アーティストとメールやSNSを通じてコンタクトを取り、今年度だけで60人弱の女性アーティストの調査をし、その結果をデータベースに登録することができた。これは本研究による一定の成果である。
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Research Products
(24 results)
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[Book] 美学の事典2020
Author(s)
美学会 編(小勝禮子、192名の共著者)
Total Pages
736
Publisher
丸善出版株式会社
ISBN
978-4-621-30542-3
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