2019 Fiscal Year Annual Research Report
The influence of global tourism industries on regional development: an analysis of cruise tourism
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17K02112
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
フンク カロリン 広島大学, 総合科学研究科, 教授 (70271400)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | クルーズ / ドイツ / 日本 / 国際観光 / 持続可能な観光 |
Outline of Annual Research Achievements |
1.文献調査:日本語、英語、ドイツ語の文献・資料を収集し、クルーズ観光とマス・ツーリズムに関連する最新の論点を比較した(フンク)。また、ウォーターフロント開発と観光やレジャーの関連に注目し、都市空間の商品化、観光化の過程に注目した研究の最新展開をまとめた(フンク、ハイン)。クルーズ寄港による影響を計る基準や指標の枠組みを確認した。2.日本とドイツにおけるクルーズ観光の現状について調査を続けた。文献、報道資料、行政資料、旅行会社の情報などから日本とドイツにおけるクルーズ観光の発展と現状をまとめた。3.事例地域についての現地調査を実施した(日本3カ所、ドイツ1カ所):日本では乗客に焦点を当て,アンケート調査を実施した。広島港(2019年4-5月フンクと院生数名),境港港(2019年10-11月フンクと院生数名)と神戸港(2019年10-11月フンクと院生数名)。各国から来る乗客の特徴を把握するために,英語と日本語の他に韓国語,英語の調査表も作成した。ドイツではハムブルク市において船舶サーボス提供者協会と自然保護団体のインタビューを行った(フンク2019年9月2日)。調査ではクルーズ観光の港産業における位置づけ、クルーズ観光の自然への影響について確認した。 4.クルーズ船の船内見学と運営側の調査を実施した(2020年1月7日福岡港,フンク+院生2名)。聞き取り調査では,中国・韓国・日本クルーズ市場の特徴,クルーズ船の運営の特徴と課題について確認した。 5.研究成果の発表:港に関する学術雑誌PORTUSと,2nd Critical Tourism Studies Asia Pacific Conference (和歌山大学,2月17-19)において研究結果を発表した。
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