2019 Fiscal Year Annual Research Report
Research on Health Tourism as Next Generation Healthcare
Project/Area Number |
17K02116
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Research Institution | University of the Ryukyus |
Principal Investigator |
荒川 雅志 琉球大学, 国際地域創造学部, 教授 (70423738)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | ヘルスツーリズム / 宿泊型新保健指導 / ウェルネスツーリズム / 次世代ヘルスケア / ニューツーリズム / 健康経営 / 地方創生 |
Outline of Annual Research Achievements |
ニューツーリズムとして現代に再登場を果たしたヘルスツーリズムは、観光分野のみならず国家戦略である次世代ヘルスケアとしての可能性と社会的期待が高まっている。一方、科学的根拠に基づく体系的整理や学術基盤は脆弱であることから、本研究では、ヘルスツーリズムを構成する主要プログラムのエビデンステーブル構築、国内先進地での特定保健指導型ヘルスツーリズムの事例研究を行い、ヘルスケア、保健指導効果の評価とともに日本型ヘルスツーリズムとしてのモデル構築を行った。最終年度にあたる令和元年度は、平成30年度の介入研究事例に基づき、日本型ヘルスツーリズムモデルとして宿泊型新保健指導プログラムのモデル構築の検証を行った。国策として再登場を果たしたヘルスツーリズムが補助に頼らず自走していく、顧客開拓をしていくために健康投資への価値や費用対効果をどう見せていくか品質評価の側面、また、単体で宿泊型新保健指導プログラムを成立させることは難しく、効果的な保健指導としての要件を踏まえながら滞在全体としていかに魅力あるプログラムにするか、さらに持続可能な事業としていくには健康分野と観光分野の人材・機関の連携アライアンスが必要であることを課題として抽出した。今後の研究として、事業採算性の観点、自治体主導型から民間主導型、健康経営施策や第3者認証制度の動向に沿った日本型の要素を整理、確立し発信する必要性を提言し、研究全体の総括を行った。
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Research Products
(2 results)