2018 Fiscal Year Research-status Report
SNSを活用した加工地Webページの生成による地域活性
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17K02129
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Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
星野 祐子 東海大学, 情報通信学部, 講師 (80435271)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山田 光穗 東海大学, 情報通信学部, 教授 (60366086)
石井 英里子 鹿児島県立短期大学, 文学科 英語英文学専攻, 准教授 (80580878)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 外国人観光客 / Twitter / 潜在的トピック抽出 / 異文化 / 観光スポット |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度の研究を踏まえ、Twitterから日本語および英語のストリーミングデータをモデル地域を指定して抽出した。これらのデータ群にたいして、日本語、英語別にトピック抽出を行いそれぞれから抽出されたトピックの比較を行った。また、トピックを抽出する際にはモデル地域にある有名観光スポットやイベント等で形態素解析辞書に登録されていないものを中心に作成したオリジナルの辞書も使用した。また、これらの辞書は日本語と英語別に作成し、略称も記載している。 トピック抽出では、日本語と英語のデータそれぞれに対して、次の2種類の抽出と比較を行った。 (1)1日ごとに収集したデータに対してトピック抽出処理を行い、その変遷をたどり、日本語、英語の違いを比較する。 (2)前日に抽出したトピックの中で、トピック割合の高いものを選び、当日収集したデータに混合したデータに対してトピック抽出処理を行い、その変遷をたどり、日本語、英語の違いを比較する。 抽出されたトピック中に現れる内容の特徴として、(1)の方法では数時間~1日程度の期間で実施されるイベント等に関連するものが多く、(2)では1週間~数か月程度の期間で実施されるイベント等に関連するものが多くあった。また、日本語ではゲームや鉄道関連のイベント、飲食関連の内容が多く、英語ではファッションやカルチャー的な内容が多かったが、一般的な日本人が外国人が興味を示すだろうと思っている場所やイベントとは異なるものが多かった。 これらについて、パーソナルコンピュータ利用技術学会全国大会、日本データベース学会等で発表を行った。パーソナルコンピュータ利用技術学会全国大会では最優秀研究発表賞を受賞。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
1年目に提案手法を用いたシステムを作成し、2年目にモデル地域での情報収集とその解析を行う予定となっていた。2年目である2018年度は、主に都心3区と呼ばれる東京都港区、千代田区、中央区を中心とした地域を指定しての日本語、英語別データ収集とトピック抽出を行い、抽出されたトピックを比較することで、注目されている分野や場所の傾向を掴むことができた。
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Strategy for Future Research Activity |
2年目で検証したデータをもとに、より欲しい内容のデータ(ある場所のリアルタイム情報や今後の動向など)の抽出ができるように、抽出手法の調整作業を中心に実施する予定である。また、抽出したデータをWebページに掲載すべき情報として提供できる形に整形するシステムの構築とその検証を目指す。
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Causes of Carryover |
今年度、考えていた学会への参加が大学業務の日程と重なり、行くことができなかったことが大きな理由である。また次年度に国際学会での発表を考えているが、渡航費、参加費が当初の予定よりかさむことが予想されたので、今年度参加できなかった学会の渡航費等を充てることにした。
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Research Products
(2 results)