2022 Fiscal Year Annual Research Report
Research on a sustainable platform to attract educational travel to Japan
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17K02138
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
宍戸 学 日本大学, 国際関係学部, 教授 (00364290)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 訪日教育旅行 / オンライン国際交流 / 学校交流コーディネーター / 訪日教育旅行の専門人材 / 地域の受け入れ体制づくり / 訪日教育旅行の定義の再考 / 訪日教育旅行の統計データ / 訪日教育旅行担当者のネットワーク化 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、「訪日教育旅行」誘致の持続的な取り組みのための受け入れプラットフォーム構築の検討である。2019年12月に感染が拡大した新型コロナウィルス感染症(以下、COVID-19)により、研究を延長してきたが、最終年度は、これまで取り組んできた研究成果を関係者に周知する活動を中心に取り組んだ。 訪日教育旅行促進の一番の課題は、地域や学校関係者が訪日教育旅行を実施する場合の受け入れプラットフォームが未整備なことである。本研究では、その手法を研究課題としてきたが、研究成果を広く報告することで、各地域の訪日教育旅行促進に貢献したいと考えた。同時に訪日教育旅行の当事者である若い世代へ情報発信することが重要と考え、所属大学で地域関係者や学生を対象に研究成果報告シンポジウムを開催した。そして、研究成果とシンポジウムの報告を教育旅行の専門誌に掲載し、研究視点だけでなく、わかりやすい情報として関係者に広く周知し、学校や地域のステークホルダーの活動の一助となることを試みた。概要は以下である。 (1)研究報告シンポジウム「青少年の学びを育む訪日教育旅行の展望-コロナ後の青少年交流の機会創出に向けて」は、2022年12月7日(水)に日本大学国際関係学部(静岡県三島市)で開催した。はじめに研究代表者による研究成果の報告を行い、その後に研究代表者がコーディネーターとなって、大阪、千葉、静岡の3地域の訪日教育旅行担当者と日本修学旅行協会担当者をパネリストに、訪日教育旅行誘致の現状とCOVID-19後の展望について様々な議論を行った。 (2)上記(1)の研究成果報告並びに研究シンポジウムの議論は日本修学旅行協会が発行する月刊誌「教育旅行」2023年5月号に「研究報告」として掲載される。 上記の活動を通して、全国の関係者に広く研究の成果と今後の取り組みについて、周知することができると考える。
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