2018 Fiscal Year Research-status Report
多文化共生社会の構築における宗教の社会的役割に関する実証的研究
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17K02239
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Research Institution | Momoyama Gakuin University |
Principal Investigator |
白波瀬 達也 桃山学院大学, 社会学部, 准教授 (40612924)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡井 宏文 早稲田大学, 人間科学学術院, その他(招聘研究員) (10704843)
高橋 典史 東洋大学, 社会学部, 教授 (50633517)
徳田 剛 大谷大学, 社会学部, 准教授 (60346286)
星野 壮 大正大学, 文学部, 専任講師 (60725381)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 宗教 / 移民 / 信仰 / 多文化共生 |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度に引き続き、学術文献および新聞・雑誌の報道記事、行政等の報告書、宗教組織の機関紙の整理・分析を実施した。また、多文化共生の拠点となる宗教組織の調査を実施することができた。2018年度にはマンチェスター大学のErica Baffelli上級講師を中心にイギリスの研究者との研究交流プロジェクト「Religion and Minority: lived religion, migration and marginalities in secular societies」を形成することができた。この研究交流プロジェクトの第1 回目の集まりを2019年の3月に実施した。2019年度は8月に東京で第2回目の集まりを実施予定である。
2018年4月にこれまでの研究成果を『現代日本の宗教と多文化共生 移民と地域社会の関係性を探る』(明石書店)にまとめた。同書は代表者の白波瀬および研究分担者の高橋典史と星野壮が編者を務めている。また研究分担者の徳田剛、岡井宏文、研究協力者の永田貴聖、山本崇記、野上恵美も分担執筆者となっている。
2018年6月には「宗教と社会」学会第26回学術大会のテーマセッションでこれまでの研究成果を報告した。その時の報告タイトルは「現代日本の移民の宗教と多文化共生」。白波瀬が代表者として「移民の宗教に関する研究動向」、徳田剛が「多文化共生政策と宗教セクターの役割」、星野壮が「カトリックと多文化共生」、岡井宏文が「イスラームと多文化共生」について報告した。これらの報告に対して明治学院大学教授の渡辺雅子氏と鳥取大学准教授の稲津秀樹氏からコメントを受けた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究成果の書籍化、学術大会での発表が実現した。
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Strategy for Future Research Activity |
2019年度は国内外の学会にて研究成果を報告する予定である。またマンチェスター大学のErica Baffelli上級講師を中心にしたイギリスの研究者との研究交流プロジェクト「Religion and Minority: lived religion, migration and marginalities in secular societies」の第2回目の集まりを2019年の8月に実施予定である。
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Causes of Carryover |
調査のアポイントの都合により、2018年度に実施する予定のものが2019年度にずれ込むことになったため。
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Research Products
(7 results)