2019 Fiscal Year Research-status Report
多文化共生社会の構築における宗教の社会的役割に関する実証的研究
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17K02239
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Research Institution | Momoyama Gakuin University |
Principal Investigator |
白波瀬 達也 桃山学院大学, 社会学部, 准教授 (40612924)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡井 宏文 早稲田大学, 人間科学学術院, その他(招聘研究員) (10704843)
高橋 典史 東洋大学, 社会学部, 教授 (50633517)
徳田 剛 大谷大学, 社会学部, 准教授 (60346286)
星野 壮 大正大学, 文学部, 専任講師 (60725381)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 移民 / 信仰 / 宗教 / 多文化共生 |
Outline of Annual Research Achievements |
2019年度の研究は大きく3つに大別できる。一つ目は 国際学会EASSSR(East Asian Society for the Scientific Study of Religion)への参加である。7月27日と28日に北海道大学で実施された国際学会EASSSR で科研メンバーおよび研究代表者が中心に編集した論集の執筆者が報告を行った。発表タイトルは "Multicultural Coexistence and Religion in Contemporary Japanである。発表者は白波瀬達也(研究代表者)、高橋典史(研究分担者)、徳田剛(研究分担者)、岡井宏文(研究分担者)、永田貴聖(研究協力者)、荻翔一(研究代表者が編集した論集の執筆者)の6名である。二つ目は日本とイギリスの研究交流事業の実施である。10月18日から23日にかけて日英の研究交流プロジェクトReligion and Minority: lived religion, migration and marginalities in secular societiesを開催し、東洋大学で研究交流と渋谷区にある東京ジャーミーのヤングムスリムの聞き取り調査、台東区にある光照院を拠点にする「ひとさじの会」の聞き取り調査を実施した。三つ目が 難民支援協会が運営するウェブマガジン「ニッポン複雑紀行」への寄稿である。この科研プログラムの主要な調査地の静岡県浜松市における移民と宗教に関する記事を寄稿した。執筆者氏名とタイトルは以下の通り。白波瀬達也(研究代表者)「やっぱり愛していたからね」ベトナム難民の定住を支え続けた一人の女性の半生(10月31日掲載)、高橋典史(研究分担者)小さな教会の日本語教室。「支援のバトン」をつなぐ人々(11月28日掲載)。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
年度末にこの科研プロゴラムを総括するための研究会を実施しようと考えていたが、コロナウイルスの影響で実施することができなかった。研究期間を1年伸ばして、2020年度に実施する予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
2020年度にこれまでの研究成果の振り返りと今後の研究課題に関する整理をおこなう予定である。科研のメンバーと対面して実施することを検討しているが、コロナウイルスの感染状況次第ではオンラインミーティングの実施も検討している。
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Causes of Carryover |
2019年度は予定していた国際学会への参加がスケジュール調整がつかなかったため見送った。そのため当初予算していた使用額が余ることになった。そのため2020年度に別の国際学会での発表を実施する予定である。
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Research Products
(9 results)