2021 Fiscal Year Research-status Report
「フランス現代思想」による「学校」批判と教育実践に関する理論的・歴史的総合研究
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17K02273
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Research Institution | Ryukoku University |
Principal Investigator |
廣瀬 純 龍谷大学, 経営学部, 教授 (70388156)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 嘉幸 筑波大学, 人文社会系, 准教授 (90420075)
上尾 真道 京都大学, 人文科学研究所, 研究員 (00588048)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | フランス現代思想 / 学校 |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年度までに研究協力者に対して行った聞き取り調査のうち、エチエンヌ・バリバール氏、アンヌ・ケリアン氏、ジャック・ランシエール氏、ロジェ・エスタブレ氏、クリスチャン・ボドロー氏の合計5名のものについて、それを原語で書き起こし、それぞれの研究協力者に加筆修正を依頼し、完成校にまとめた上で、インターネット上に発表した。さらにまた、エチエンヌ・バリバール氏とジャック・ランシエール氏のものについてスペイン語と英語にも翻訳し、同様にインターネット上で発表した。アンヌ・ケリアン氏についてもスペイン語への訳出作業を進めた。COVID-19の蔓延防止策が日本でもフランスでも継続してとられていたために、予定していた聞き取り調査や資料蒐集はできなかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウィルスによるCOVID-19感染症の蔓延防止対策が日本でも、主たる研究対象であるフランスでも取られているために、日本での研究活動が制限され、また、フランスへ渡航しての研究活動も不可能だったため。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度は最終年度にあたるため、今研究の成果を日本語でまとめ、日本で出版できるように準備する予定である。具体的には、研究協力者への聞き取り調査の原語完成校をすべて日本語に訳出するのとともに、蒐集し読解を進めてきた関連所資料と聞き取り調査資料とを基に今研究参加者が各自論文を執筆する。
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Causes of Carryover |
COVID-19蔓延防止策が世界的に継続されたため必要な海外渡航等ができなかったため。
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