2019 Fiscal Year Annual Research Report
Development of EEG electrodes, headset, and analytical methods for artistic expressions
Project/Area Number |
17K02347
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
寺澤 洋子 筑波大学, 図書館情報メディア系, 准教授 (70579094)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
古川 聖 東京藝術大学, 美術学部, 教授 (40323761)
三木 則尚 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (70383982)
大村 英史 東京理科大学, 理工学部情報科学科, 助教 (90645277)
中川 隆 名古屋市立大学, 大学院芸術工学研究科, 准教授 (60631124)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 脳波によるメディアアート / パフォーマンス |
Outline of Annual Research Achievements |
1) OpenBCIを用いた脳波計則の精度を測定した。新たに開発されたキャンドル型電極と、従来の皿型電極の両方を用いて、Event-Related Potential (事象関連電位)を測定し、二種類の電極で測定精度に大きな差がないことを確認した。また、長時間の測定においては、従来型電極は発汗などの影響でインピーダンスが徐々に上がっていくが、キャンドル型電極にはそのような事象が起こらないことを確認した。また、これらの組み合わせで、防磁室ではない通常の部屋で事象関連電位の測定を行う場合、全体で二分間程度の測定で事象関連電位の検出ができることがわかった。 2) 帽子型の電極ホルダーを複数試作したが、いくつかの問題があり、実現が難しいことがわかった。帽子の構造体が柔らかい場合は、電極を固定し保持するための力をかけられない、しかし帽子の構造体を固くすると、帽子のかぶり心地が悪くなり、測定のために装用し続けることが難しいことがわかった。今後も適切なホルダーの開発を引き続き行うことが望まれる。 3) データの取り込み、分析と可聴化のためのソフトウェア開発を行なった。こちらは進捗があったものの,データの取り込み部と分析部の連結、および分析部の正確さにまだ問題が残る。本プロジェクト開始当初と現在で,Pythonライブラリの言語体系が大きく変化したため,それへの対応も必要となり,なかなか難しい状況となっている。可聴化ソフトウェアは問題なく動作している。既存の脳波分析ソフトウェアと照らし合わせながらの精度検証が今後の課題として残っている。
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[Presentation] EEG Measurement Using Candle-Like Dry Microneedle Electrode2019
Author(s)
Yoshida, Y., Onomoto, T., Kawana, T., Hoshino, E., Minagawa, Y. & Miki, N.
Organizer
SICE 2019
Int'l Joint Research
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