2019 Fiscal Year Annual Research Report
Study on Animation Installation from the perspective of viewer's experience
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17K02353
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Research Institution | Tokyo National University of Fine Arts and Music |
Principal Investigator |
桐山 孝司 東京藝術大学, 大学院映像研究科, 教授 (10234402)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上平 晃代 東京藝術大学, 学内共同利用施設等, 研究員 (60796366)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | アニメーション / インスタレーション / 状態遷移 / プロジェクション |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度はこれまでの成果をまとめる形で、アニメーション・インスタレーションの理論と実践の取り組みを行った。理論では、状態遷移をプログラムの中で整理して記述できるようにした。具体的には、個々の状態にIDをつけられるようにした。さらに一つの状態から遷移可能な次の状態それぞれへの遷移についても統一的なフォーマットでIDをつけられるようにした。IDがあることで、入力がきっかけとなってある状態から移行する次の状態と、それに伴って再生ないし終了するアニメーションの管理を明示的に書くことができる。それによってプログラムが明解になるので、新しい状態を追加しやすく、メンテナンスも行いやすい。 そしてこのプログラミング方法を使ったアニメーション・インスタレーションの実践として、「時計の住人」を作成した。これは時計を利用したプロジェクション・マッピングで、時計の長針が文字盤の数字に重なるときにその数字のアニメーションが出てくる。これを横浜市戸塚区にある、外来患者数が約1,000人/日、病床数約500床の横浜医療センターの待合室に設置し、10,000ルーメンのプロジェクターを用いて日中もプロジェクションが見えるようにし、待合室を利用する来院者が時間を経つのを楽しめるようにした。状態遷移を記述する方法を明確にしたことでプログラムの開発が早くなり、更新も頻繁に行えるようになった。ハードウェアを含めて毎日自動的にアニメーションが出るように構成し、安定して運用できるようにした。
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Research Products
(3 results)