2020 Fiscal Year Research-status Report
Possibility of"Green Wood Turning"modeling
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17K02361
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
山本 和史 岡山大学, 教育学研究科, 教授 (40294392)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 3Dスキャンによる検体計測 / ShavingPony / WoodTurning指導 / GreenWoodWork指導 / 雑木利用 |
Outline of Annual Research Achievements |
①2020前期は延長計画で示したデータ補完を行った。サクラ、コナラの試材を調達(この時点では伐採材があった)、検体を再作成し計測(2020.4~7)。以降、データの検証段階でデータの不備(クヌギ)が見つかり(2020.8)、再試験が必要となったがコロナの影響で試材を得られず、来冬まで延期する事とした。 ②GreenWoodWorkの対面授業が実現せず、成果の追加は出来なかった。ただし昨年までの経験からスプーン加工時の保持治具(ShavingPony-S)を開発した、来期の授業で試用実践する。 ③WoodTurning指導を社会人向け公開講座として実施。検体試験の知見(横目挽き/縦目挽きの乾燥変形と作業手順:切削方向の違いとCarbideツールの活用について)を手引書へ追述し、指導実践へ活かした(2020.9.5~9.20)。 ④データ成果の検証とその見える化=3DCADデータの図表、視覚化作業(16樹種)の継続。 検体の3Dスキャンデータ(**.obj)をRhinoceros上で計測、及びXYZ断面図を作成。計測値と組み合わせた図表へまとめ各樹種、木取り方向、加工厚による差異の有無を視覚化している。これと合わせ、円形のXY(R/L方向)及びT/R方向の歪み率を算出し、樹種による変形特徴を把握、比較検証中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
・成果をまとめながらデータの不備を発見し、再度計測、研究の必要があるが、コロナの影響で試材の入手が滞っている。 ・同様に、指導実践の部分が予定の半分程度しか実施できなかった。 ・コロナ対策により大学の通常業務が停滞した部分と、倍増した部分があり当研究に集中できていない。
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Strategy for Future Research Activity |
2021年度、教育実践に関して状況を見極めて実施している。順調に進めば前半で予定を消化できるだろう。 昨年中断した成果のまとめも後半期に進め、論文投稿及び冊子作成の予定である。
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Causes of Carryover |
成果をまとめながらデータの不備を発見し、再度計測、研究の必要があるが、コロナの影響で試材の入手が滞っている。前半期で遅滞部分を解消し、後半まとめた内容で冊子印刷を行う予定で残した予算である。
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