2021 Fiscal Year Annual Research Report
Research of the decoration using the silver, gold, platinum, overglaze enamel colors in ceramics
Project/Area Number |
17K02362
|
Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
井戸川 豊 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 教授 (50293022)
|
Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
|
Keywords | 陶磁素地成形 / 文様の描画 / 成果発表 |
Outline of Annual Research Achievements |
〇〔陶磁器における銀泥・金・プラチナ・色絵具焼成法の表現への展開〕:令和3(2021)年度におこなった研究は、次の①~④から構成される。 ①令和元(2019)年度の研究項目の、陶磁器素地と研究成果発表の作品用の素地の研究により、選定された瀬戸系の磁土を坏土として使用し、ロクロによって成形した器を素地とした。②「①」の素地を950℃で素焼き焼成し、その後に約1250℃で酸化炎焼成をおこなった。③「②」によって焼成された磁器素地に、平成30(2018)年度の、銀粉と培溶材となるガラスフリットとの混合割合の特定の調査により明らかになった、銀泥の固着方法により、器面全体を銀泥でコーティングした。④「③」に令和元(2019)年度~令和2(2020)年度におこなった、金・プラチナ・色絵具の焼成による発色維持研究により、明らかになった固着方法を使用し、実際に器面に文様を描画し、実際の陶磁器作品としての有用性をより高い精度で確認した。〇〔研究成果の公開〕:期間全体で得られた研究成果の公開として、令和3(2021)年度中に開催された、公的機関(国,地方公共団体又は文化・芸術の振興を目的としており、内閣府または都道府県からの公益認定を受けている法人)又はそれに準ずる国内外の機関(企業を含む)が主催、又はそれらの機関が設置する文化芸術施設による招待、企画、あるいは審査を経て、公的な作品展において公開した。具体的には、「『第61回東日本伝統工芸展』(審査有)、主催:公益社団法人日本工芸会他」、「『第68回日本伝統工芸展』(審査有)、主催:文化庁他」、「『未来へつなぐ陶芸―伝統工芸のチカラ展』(招待)、主催:東京国立近代美術館他」、「『深める・拡げる―拡張する伝統工芸展』(招待)、主催:文化庁」において、審査もしくは招待を経て発表した。
|
Remarks |
研究成果の公開〕:研究によって得られた成果は、公的機関(国,地方公共団体又は文化・芸術の振興を目的としており(内閣府または都道府県)からの公益認定を受けている法人)又はそれに準ずる国内外の機関(企業を含む)が主催、又はそれらの機関が設置する文化芸術施設による招待、企画、あるいは審査を経て、公的な作品展において公開した。
|