2017 Fiscal Year Research-status Report
Transboundary fashion: building theoretical frameworks and promoting international research collaboration
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17K02382
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Research Institution | Bunka Gakuen University |
Principal Investigator |
高木 陽子 文化学園大学, 服装学部, 教授 (60307999)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | ファッション / テキスタイル / 芸術と産業 / 国際協働 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成29年度は、2回の国際セミナー(英語)を開催した。 第1回目(10月25日)は、Dr. Maria Wronska-Friend(上級研究フェロー,ジェームスクック大学, オーストラリア)を招き、“Batik in Global Perspective(グローバルな視点からみたバティック)”を文化学園大学にて開催し、東南アジア起源のバティックが、19世紀後半の植民地交易の結果グローバルに広がり、素材や染織技術や柄を変容させていったこと、今日にいたるまで特にヨーロッパとアフリカ地域のデザインにインパクトを与えている経緯について発表と議論を行った。 第2回目(3月3、4日)は、Dr. Anne Monjaret(フランス国立社会科学高等研究院 研究ディレクター) のSeminar Anthropology of Fashion Worlds (ファッション世界の人類学セミナー)と共同で、日仏共同セミナー”Art in Fashion, Fashion in Art(ファッションのなかのアート、アートのなかのファッション)”を、文化学園大学と国立新美術館にて開催した。芸術と産業や社会が複雑に絡み合い、歴史的アプローチから急速に学際化が進むこのテーマを、フランスから5名、日本から4名に加えスウェーデン、ベルギー、オーストラリアからの計12名が発表と議論を行った。 なお、2月27日には日仏会館にてディスカッション”人文社会学におけるファッション研究の現状:日仏の比較”(日仏同時通訳付)を開催し、第2回セミナーのプレ企画として、研究意義を発表・議論した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の計画通り、年二回の国際セミナーを開催した。 とりわけ、2回目は、5か国から12名の発表者を集め、充実した2日間のセミナーとなった。
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Strategy for Future Research Activity |
NWFC (Non Western Fashion Conference)研究グループと共同で、”Rethinking Global Fashion Theory” と題する国際セミナーを2月ごろ開催する。
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Causes of Carryover |
年度末に別の研究調査が入ったため、当初予定していた本研究調査旅費3万円弱が未消化となった。これは、平成30年度の研究調査旅費にあてる。
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Research Products
(6 results)