2017 Fiscal Year Research-status Report
戦前期の中国・樺太で刊行された日本語図書(文学関係中心)の書目総覧の作成
Project/Area Number |
17K02484
|
Research Institution | Osaka Gakuin Junior College |
Principal Investigator |
竹松 良明 大阪学院大学短期大学部, 経営実務科, 教授 (30249396)
|
Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
Keywords | 戦前期中国刊行日本語書籍 / 戦前期樺太刊行日本語書籍 |
Outline of Annual Research Achievements |
戦前期の中国および樺太で刊行された日本語の書籍(文学関係を中心に、歴史・文化などの隣接領域のものを含む)の書目(目次などを中心にした書誌的記述)を作成するために、中国刊行の書籍については上海図書館別館の蔵書楼での作業を約6年前から継続している。本科研の初年度である2017年度は、蔵書楼所蔵の日本語書籍目録のうちの「ハ」から「モ」まで(アイウエオ順)の項目を、2017年9月と2018年3月の調査によって終了し、残りは「ヤ」以降の項目となった。一方、樺太刊行の書籍については、中国のものについての調査が一段落した時点から本格的に進める予定であり、2017年度は国立国会図書館所蔵のものを対象にして初期的な調査を開始している。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
中国刊行の日本語書籍については、上海の蔵書楼所蔵のものを最大の調査対象としているが、2017年度の夏と春の調査を終えた時点で、全体の9割に当たる「ア」から「モ」までの項目が調査済みとなり、2018年夏の調査で「ヤ」以降の項目が完了する予定であるため。
|
Strategy for Future Research Activity |
2018年度は戦前期中国刊行の日本語書籍について蔵書楼(上海)所蔵のものの「ヤ」以降の項目の書籍の調査を、9月に予定している中国行きで完了させ、以後は北京の国家図書館所蔵のものによって増補的調査を2019年度まで継続する。樺太刊行のものについては今年度も引き続き国立国会図書館での調査を主に、北海道大学図書館所蔵のものの調査も行う予定である。
|
Causes of Carryover |
戦前期の中国で刊行された日本語書籍(文学関係中心)の書目を作成するために、上海図書館蔵書楼での確認作業を次年度も予定通りに継続する。夏休みと春休みに合計2回の出張調査となるので、主としてその旅費及び宿泊費が必要となる。
|
Research Products
(7 results)