2018 Fiscal Year Research-status Report
Cognitive Approaches to World Shakespeare Performance Studies: Challenges and Possibilites
Project/Area Number |
17K02520
|
Research Institution | Tokyo Woman's Christian University |
Principal Investigator |
浜名 恵美 東京女子大学, 現代教養学部, 教授 (20149355)
|
Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
Keywords | シェイクスピア / 認知的アプローチ / 上演研究 / ディジタル・ヒューマニティーズ / 没入型演劇(イマーシブ演劇) |
Outline of Annual Research Achievements |
2年目は、国内外の研究者との関係を強化し、世界シェイクスピア上演への認知的アプローチ研究を充実させることに努めた。さらに、本研究に関連して、ディジタル・ヒューマニティーズと没入型演劇を追究した。主要な研究実績は以下のとおりである。 1.2018年7月18日~24日:連合王国に出張。7月20日―21日にバーミンガム大学シェイクスピア研究所とロイヤル・シェイクスピア・カンパニー共催の学会Radical Mischief(開催地:ストラットフォード・アポン・エイヴォン)の二つの部門(Democracy, Form)に参加した。2.2019年7月22日―26日にポーランドで開催される国際英語正教授学会(International Association of University Professors of English)のシェイクスピア部門のパネル"Innovative Approaches to Shakespeare in Theatre and Studies"で、"Cognitive Approaches to Shakespeare Plays in Immersive Theatre with Special Focus on Punchdrunk's Sleep No More in New York (2011-) and Shanghai (2016-)"を発表することになった(学会プログラム電子版公開済)。3.2019年3月2日~11日:連合王国に出張。英国図書館(British Library)で文献調査、論文執筆、没入型演劇調査を行った。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
インドの学会には招聘されたのだが、2019年1月という学期末の多忙な時期であるために行くことができなかった。それ以外は、3年目に予定しているIAUPE2019学会(開催地:ポーランド)のシェイクスピア部門の2名のリーダー(ポーランド人とアメリカ人)と引き続き連絡を保ち、パネルの準備を進めたことを含めて、順調に進展している。1年目から継続して、ディジタル・ヒューマニティーズに関わり、認知的アプローチにより広く、より深く取り組めることになった意義は大きい。
|
Strategy for Future Research Activity |
当初の計画どおりに進める。2019年7月22日―26日開催のIAUPE Triennial Conferenceのシェイクスピア部門のパネルに参加し、発表を行う。英語論文を公開する準備を行う(国内外の学術誌、論文集、またはインターネット公開)。
|
Causes of Carryover |
227,523円(主に物品費)の次年度使用額が生じた主な理由。1)英語の本の価格が高騰し購入を控えたこと、2)学内外の電子書籍、電子ジャーナル等を活用するようにしたことのために、計画よりも書籍購入代金が少なくてすみました。2019年に繰り越された額は、7月の国際学会の発表原稿(使用言語:英語)の完成、公開の準備がありますので、書籍購入、調査等に使用する計画です。
|
Research Products
(4 results)