2019 Fiscal Year Annual Research Report
Cognitive Approaches to World Shakespeare Performance Studies: Challenges and Possibilites
Project/Area Number |
17K02520
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Research Institution | Tokyo Woman's Christian University |
Principal Investigator |
浜名 恵美 東京女子大学, 現代教養学部, 教授 (20149355)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 世界シェイクスピア上演 / 認知的アプローチ |
Outline of Annual Research Achievements |
・7月22-26日に開催されたIAUPE(International Association of University Professors of English)の国際学会(3年毎に開催、2019年度開催校:Adam Mickiewicz University in Poznan)のシェイクピア部門で口頭発表を行なった。8月30-31日に開催されたJADH(Japanese Association of Digital Humanities)の年次大会(2019年度開催校:関西大学千里山キャンパス)に参加し、日本におけるDigital Humanitiesの最新動向を調査した。9月8-16日にフォルジャー・シェイクスピア研究所(所在地:アメリカ合衆国ワシントン, D.C)に出張し、ディジタル部門の2名の研究者と面談し、またシェイクスピアのフォリオの調査を行った。 ・IAUPE2019で行なった研究発表は本科研の課題「シェイクスピアへの認知的アプローチ」の2019年時点での総括と言えるものである。研究発表では、4E Cognition (Embodied, Embedded, Extended, Enacted)に焦点をあわせて、没入型演劇形式による『マクベス』の翻案のニューヨーク版と上海版の現代の観客に与える認知的インパクト、芸術的・文化的価値を解明した。発表をもとにした研究論文(使用言語:英語)は既に査読を経て、2020年度にポーランドの学術誌に掲載される予定である。 ・3つの科研(2011-2013年度、2014-2016年度、2017-2019年度)の成果をまとめた英語の本を出版した。 ・認知的アプローチから認知と深く関わるディジタル・ヒューマニティーズへと関心が広がり、ディジタル・ヒューマニティーズに関する学会活動(学会参加、学会パネリスト)を積極的に行った。
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Research Products
(4 results)