2020 Fiscal Year Annual Research Report
Ecofeminism in Caribbean Literature
Project/Area Number |
17K02561
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Research Institution | Tsuru University |
Principal Investigator |
齊藤 みどり 都留文科大学, 文学部, 准教授 (30759858)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 環境批評 / フェミニズム / ポストコロニアリズム / 植民地主義 / ジェンダー / カリブ文学 / 比較文学 |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度はポーリン・メルヴィルとジャメイカ・キンケイドの作品を読む予定であり、ポーリーン・メルヴィルの作品については昨年度論じることができた。しかしジャメイカ・キンケイドの作品を論じるには時間と資料が足りず、またマリー・ショヴェがエドウィージ・ダンティカに与えた影響についての検証も未完了であったため、本年度はエドウィージ・ダンティカの比較的新しい作品における自然観についてさらなる調査をした。 特に、エドウィージ・ダンティカのThe Dew Breaker (2004)とClaire of the Sea Light (2013)における女性と自然の表象から、ハイチからアメリカに移住して作家となったダンティカが、マリー・ショヴェの思想を継承したことについて論じた。その研究の成果をReading Edwidge Danticat’s The Dew Breaker (2004), and Claire of the Sea Light(2013)として、国際学会であるInternational Conference on Ecocriticism and Environmental Studies(Zoom開催)で2020年10月17日に発表した。 さらに、学会での発表を発展させたものを論文Reading Edwidge Danticat’s The Dew Breaker (2004), and Claire of the Sea Light(2013)としてまとめ、ASLE-Japan/文学・環境学会の学会誌である『文学と環境』第24号に投稿したところ、掲載を承諾していただいた。
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Research Products
(2 results)