2018 Fiscal Year Research-status Report
The Study of Literature and Theory after Disaster
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17K02664
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Research Institution | Tsuda University |
Principal Investigator |
木村 朗子 津田塾大学, 学芸学部, 教授 (80433879)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 震災後文学 |
Outline of Annual Research Achievements |
2018年6月21~22日にフランス国立東洋言語文化大学(パリ)にて、当大学教授のアンヌ・バヤール=坂井氏と津田塾大学の共同開催で、国際学会「3.11後文学を今日的に考える」を開催し、15名の発表者の発表を広くインターネットで募集してセレクトした。 ゲストスピーカーとして、スラブ語圏文学研究者かつ文芸評論家の沼野充義氏を招聘し、オープニングトークと会議全体についての総括を行なってもらった。 また作家の木村友祐氏を招き、講演を行なってもらった。会議は、フランス語、英語、日本語で行われ、フランス語、日本語については英語の翻訳または要約が用意された。 2019年3月8~9日に世界文学・語圏横断ネットワーク第十回研究集会で震災後文学のパネル「ヒロシマ、ナガサキ、チェルノブイリ、フクシマ」をコーディネートし、フランス国立東洋言語文化大学のアンヌ・バヤール=坂井氏をコメンテーターに招いた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
国際学会の開催は予定どおりに遂行された。フランスで開催している都合上、英語は共通言語ではないので、翻訳作業が余計にかかるということがわかった。2019年12月2日には次の会議が予定されているが、この点に留意する必要がある。
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Strategy for Future Research Activity |
2018年6月開催の学会発表は、論集として出版されることが決まった。今後は、編集作業に加えて、英文による論文の翻訳が必要となる。また2019年12月2日に次の国際学会が決まっている。
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Causes of Carryover |
2018年度に使用予定の翻訳料が、翻訳作業の遅れによって未払いであるため、次年度繰越となった。
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