2019 Fiscal Year Annual Research Report
The Compilation and Expansion of English Speech-acts Corpora and Their Application in English Language Teaching and International Exchanges
Project/Area Number |
17K02693
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
鈴木 利彦 早稲田大学, 商学学術院, 教授 (40433792)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 亜美 名古屋商科大学, 国際学部, 専任講師 (20823280)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 語用論 / 英語教育 / 異文化交流 |
Outline of Annual Research Achievements |
「英語スピーチアクトコーパス」の拡充を目的として、2019年8月に英国において本研究4回目のデータ収集を行った。前回から継続して8種類のスピーチアクトを対象として、(1)記述式回答用紙と録音機器を使用したデータ収集、(2)ロールプレイ(2名1組の会話)のシナリオ作成とそのビデオ撮影によるデータ収集、を実施した。合計4回の調査で、32の[A]記述式回答と音声データ、33の[B]記述式回答と音声データ、12組の[A]ロールプレイ・ビデオデータ、13組の[B]ロールプレイ・ビデオデータを得た。 「英語スピーチアクトコーパス」の分析研究として研究分担者とOffering(申し出)について「ポライトネス」の観点から共同研究を行った。研究成果につき「A Study of the Speech Event of ‘Offering’ in English from the Viewpoint of Politeness」として日本語用論学会第22 回大会(2019年11月24日、日本語用論学会主催)にて口頭発表を行い、その後に同発表につき大会発表論文集への論文投稿を行った(同学会ホームページ上にて公開予定)。 「ICT を活用したサイバー異文化交流活動に於けるSAC 活用のための教材および教授法の研究・開発」に関して2019年度春学期に海外交流大学(台湾・元智大学)とサイバー協働学習プロジェクトを行った。終了後アンケートの結果から、総合的に参加者が学習の意義を感じることができるプロジェクトを運営できたことを確認し、また今後の改善に向けての指針を得た。 「日本の英語教育におけるスピーチアクトとポライトネスの取扱いの現状」につき、大学生を対象にアンケートを実施し、「感謝」、「謝罪」、「依頼」、「招待」に関して大学入学前までの学習経験について調査して現状把握を行った。
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