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2021 Fiscal Year Research-status Report

キナウル語の現地調査: 会話文例の収集と動詞形式の分析

Research Project

Project/Area Number 17K02735
Research InstitutionAichi Prefectural University

Principal Investigator

高橋 慶治  愛知県立大学, 外国語学部, 教授 (20252405)

Project Period (FY) 2017-04-01 – 2023-03-31
Keywordsチベット・ビルマ諸語 / 西ヒマラヤ諸語 / キナウル語 / 現地調査 / 会話文例 / 動詞の形態変化
Outline of Annual Research Achievements

COVID19感染拡大のため、インドで実施予定であった現地調査はまったく不可能である。

このため、現在は、過去に収集した資料を整理している。とくに語の使用例として収集した文に現れる要素を形態分析する。キナウル語はチベット・ビルマ諸語の中では比較的形態変化が複雑であるが、「きわめて」複雑というほどではない。そのため、これまで収集した文例は単純な音素列として記録してきた。しかし、形態分析をする際に、たんに音素列で記述するのではなく形態素として記述するのであれば何らかの工夫が必要であり、現在模索中である。

このような記述の工夫によって電子ファイル上での検索が容易になり、資料を公開する際に他の研究者にも利用しやすいものとなろう。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

COVID19 の感染拡大により調査地のインドにはまったく赴けない状況であり、インターネット上での調査も確立できていない。

Strategy for Future Research Activity

インドでの現地調査が不可能であるため、まずはインターネットでの定期的な通信を確立できるように相手方と協議したい。現状では電話での通信のみであり、調査ができる状況ではない。

インターネット上の調査が開始できるまでは、手元にある調査資料の整理を行う。すでにある資料はいずれ語彙集を編集する原資料となるものであるが、収集した語彙に偏りがあるため、現地調査を再開した際に不足部分を集中して調査できるように整理しておかなければならない。

現在行っている形態分析をさらに進める。
また、断片的に会話資料を収集しており、この資料の整理も必要である。

Causes of Carryover

2017年度の入院加療により、期間を当初計画より1年間延長したため、毎年度次年度使用額が生じることになった。さらに、2019年度末(2020年3月)、2020年度末(2021年3月)、2021年度末(2022年3月)に行う予定であった調査を、新型コロナウィルス感染拡大で中断せざるを得なかったため、残額が生じた。

現時点でインドへの渡航はまだ困難と考えられるが、可能になれば現地調査を行う。インドの感染状況から2022年度末の調査の可能性は高いと考えている。

URL: 

Published: 2022-12-28  

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